数週間がすぎた…
何気ない、いつもの朝…
予定より早く、先に目が覚めた俺は…
『お味噌汁…作ってみるか…』
あなたの横で、お味噌汁を作ってる工程を
何度か見ていたことがあったから…
見よう見まねで、お味噌汁作ってみることにした…
材料は、豆腐とわかめ…
今日は、うすあげも入れて…
『匂いは…同じ感じだけど?』
味見をしたら…
『あれぇ?なんか足りん…』
何かが違う…
『ん〜……?なんだろ?』
その時…
【亮平、おはよぉ…】
あなたが起きてきた…
『おはよぉ!』
【お味噌汁、作ってくれてたの!?】
後ろから、ひょこっと顔を出して…
鍋の中を覗き込んでる…
『うん!早く目が覚めちゃって…///』
【すごぉい!うすあげも入ってるぅ!//
豪華ぁ!!//ありがとぉ、亮平…///】
『いぇいぇ!!
たまにはこれくらいしとかないとって思って…//(笑)
でも、あなたの作るお味噌汁の味と
このお味噌汁…、なんか違うんだよね…?』
小皿に移して、あなたに味見をしてもらう…
【あぁ!みりんかなぁ??】
『みりんっ!?』
【うん!
仕上げに、小さじ1杯程度のみりんを入れて
ひと煮立ちさせてるの!】
『そうなんだ!?
そしたら、みりんを少し加えたらいいのね!?』
鍋に、みりんを入れようとした瞬間…
【ストップ!!】
『えっ!?』
あなたから、制止された…
【これでいい…!】
『なんでぇ?』
【亮平が作ったお味噌汁だから…!
私の味に近付けようとかしなくていいよ?
私は、亮平が作った…亮平のお味噌汁が飲みたいの…///】
少し、ふくれっ面をして
そう言いきるあなた…
その言葉は、“なるほど!!”って
めちゃくちゃ納得のいく言葉すぎて…///
『はぁ……///参りました…//(笑)』
ただただ脱帽…(笑)
【みりん入れなくても
十分美味しいお味噌汁だから!】
『うん、ありがとぉ…///』
【こちらこそ!!///】
この日の俺は、料理を作りたい気分だったせいか…
『ねぇねぇ、だし巻き玉子の作り方教えて!』
【いいよぉ!】
あなたに教わりながらも
自分で作っただし巻き玉子…
結局、いつもより…
ご飯が完成するのに
時間かかっちゃったけど…
『【いただきます!】』
『だし巻き玉子どう?』
【めちゃめちゃ美味しぃっ!!///
お味噌汁も、最高だよ!!///】
『良かったぁ…///』
【自分でも、食べてみなよ//】
初めて作っただし巻き玉子は…
『んまっ!!//』
焦がすことなく、めちゃくちゃ美味しく作れた!
【でしょ!?これ、亮平が作ったんだよ!?】
『なんて言うか…嬉しいね!//』
【ん?】
『自分が作った料理、美味しいって食べて貰えるの…//』
【だって、本当に美味しんだもん!///
朝から、こんな美味しいご飯!
食べれるって…幸せね…///】
幸せそうに、ご飯を頬張るあなたを見たら…
ほんとに気持ちがほっこりしたし…
美味しいって、笑ってくれる笑顔が見れて…
素直に嬉しかった…!
だから……
『あなた…』
【ん?】
『いつも美味しいご飯を作ってくれてありがとぉ…!』
【亮平……////】
改めて、もっと感謝しながら…
あなたのご飯を頂こうって思った…
朝食後…
まったりとした時間を過ごしてる時…
【ねぇ、亮平……】
『なに??』
【明日のお休み…、
ママのところに行ってきてもいい?】
『お義母さんのとこ?』
【って言うのも……
今日、ママが夢に出てきたもので…
最近忙しかったし…
ママも体調を崩しがちで、なかなか会いに行けなかったじゃない…?
それに、また更に…
ママの記憶が薄れていってるみたいだから…
記憶のほんの一部にでも、まだ私がいるのなら…
まだ、私が消えないうちに…
会いにいきたくて……】
『そっか…そうだよね……?
うん、会いに行こうっ!
明日、午後からで良ければ…
俺が運転して連れていくから!』
【ほんと!?
でも明日は、岩本さんとご飯じゃなかったの?】
『あぁ!それは延期になった!
照が、急にお仕事入っちゃったから
また今度って話をしてたとこなんだよね!』
【そっかぁ、楽しみにしてたのに…
残念だったね…?】
『大丈夫!
またいつでも行けるから!』
【ありがとぉ…】
『うん!』
【それじゃ、お仕事行く準備してくる!!】
『はぁい!
俺も、もう少ししたら準備するね!』
【うん!わかった!!】
そして…
『【いってきまぁす!】』
2人同じ時間に、家を出て…
それぞれの仕事へ向かっていった……












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!