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第16話

14話
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2023/07/20 05:00 更新
あなた
 ……ぅ… 
村長
 早く薬を持ってこい!! 



 私は日々病気が悪化していった。


 似顔絵……まだ途中なのに。





 もうペンを持つ力すらなくなってきてて





 やっぱりそろそろ死んじゃうんだな…と

 感じてしまう。苦しい、と感じてしまうことが
 苦しくなってしまって、




 時には死んだ方が楽とか、
 どうせ死ぬんだから早く死にたいとか

 そんなこと考えたらダメだってわかっているのに
 そう考えてしまう自分が憎くて苦しい。

 スパル 
 ただいま戻りました。 
あなた
 す……ぅ…ぱ…るっ、!! 



 スパルが帰ってくるまでは死ねない。
 そう思いながら日々耐えてきた。


 そのスパルが、ようやく帰ってきた。



あなた
 …てっ、が……てがみ……はッ… 


 か細くなってしまった私の声、

 もう喋るのですらきつい。

 スパル 
 …きちんと届けましたよ 
あなた
 ょ……ょかっ……た……っ 



 ほっと安心した。ホッとしてしまったからか。









 その時_________











 私は涙を流しながら、笑顔で息を引き取った。













村長
 ___…脈がない。 
村長
 …もう……無理じゃ。 
村長
 諦めろ……、、____スパル 

 スパル 
 私がッ……帰って……こなければ 
 スパル 
 きっとまだ私の帰りを待って____
 生きていたはずなのに……っ、
村長
 ……日々病気に蝕まれ続け、
 体は指を少し動かしただけでも 
 激痛が走ったはずじゃ。
村長
 声を発するのですら苦しい中、
 耐えてずっとお前の帰りを待ったんじゃ 
村長
 ___やっと、楽になれたんじゃよ 





 村長が暗い顔をしながらそう呟いた時、


 蘇生の音が消えた_________。







村長
 お前が帰ってこなかったら、
 お前が帰ってくる前に死んでしまったら 
村長
 その方が彼女にとって
 苦しかったはずじゃ…… 



 
 スパル 
 ______ っ、 
 スパル 
 ……これ、預かってたんです。
 村のみんなへの手紙だそうです。 






村長
 … わしは歳で目が悪いから、
 スパルが読んでくれないか?

 もちろん、村のみんなの前で 
 スパル 
 …… 勿論です 





 ____ 村の放送スイッチをつけ、




 村中にスパルの苦しそうな声が流れた。









 スパル 
 __拝啓、村の皆様へ 



 
 スパル 
 皆様ご存知の通り、私は重い病気にかかっていて、もうそろ死にます。きっとこの手紙を皆が聞いている、読んでいるということはもう私はきっと死んだのでしょう。


あなた
少しペンを持って、文字を書いているだけなのに、息が荒くなったり…手に力が入らなくて、上手く文字が書けなかったり。私が弱っていくのを日々感じていました。この手紙を読んでいる人は、きっと文字がぐにゃぐにゃで読みにくいと思います(笑)

あなた
 私は麦わらの一味という海賊の1人でした。村長さんやスパルは知っていたけど、村の皆さん、黙っててごめんなさい。








 ___ その後もずっと、

        村への放送は止まらなかった。



 村長も、村のみんなも、スパルも、
 目から溢れ出る何かを止めることも無く。



 その島で亡くなった1人の少女の事を
 酷く考えてその夜は村中に雨が降り続けたという





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何故かこんなに大事な回を超お久しぶりの更新の時にしてごめんなさい!!!!!!!!!悪気はあるんです!!!!!はい!!!!!
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今回は誕生日に全作品更新ということで更新させて頂きました!!更新サボっててごめんなさい!!!!

 
 7ヶ月も更新できてなくて本当に申し訳ないと思ってますスライディング土下座謝罪懐かしいですよね

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