霊夢達が一階に着いた時には、修羅場の跡があった。一階にいたヤクザ風も7人。6回目とはいえ霊夢。一発も入れられる事なく制圧した。
霊夢達の意見も一致し、入り口の前に来る。
ところで、こういう血で染まったアパートは非常に人が外に出られたら困る。その為、部屋の入り口は勿論、玄関だって外に出られないよう、万全の準備をする必要がある。
例えば______________六人住みのアパートで、七人居なければ開かない扉とか。
仕掛けは簡単だ。エントランスに居る人の重量が350キロになればドアが開く、とか。
ぶー、と鳴り響くアラート音を霊夢達は嫌な顔で聞いていた。
そして霊夢達はエレベーターに乗る。しかし、ブザー音が鳴って動かない。
霊夢達はエレベーターの上部に書かれた文字に目を向けた。
『One time only』
つまり、三階には行けない。
完全に失態だった。1回目降りる時にちゃんと見ておけば良かった。
霊夢は人に説教された経験が少ない。むっと感じながらも正論の為、真面目に答える。
自慢か?と霊夢は思った。
それをオブラートに包まずにそのまま言った。
霊夢は人付き合いが得意ではない。得意ではないからこんな業界で生きているのである。
強引に話を打ち切り、霊夢達はヤクザ風を…一体ずつ運ぶのも億劫なのでそのまま投げ飛ばした。
ドアが開いた。
私、あの子に名前言ったんだっけ?
一抹の気味悪さを感じながら、ゲームは終わった。
それから、霊夢は20回以上のゲームをした。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!