第3話

#29「スカーレット・ホーンテッド」①
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2025/10/10 11:34 更新
………、起きろ、起きろってばお前さぁ…
霊夢レイム
ぅ、ぅーん?
ふかふかのベッドだった。霊夢の貧乏屋敷の布団よりずっとふかふかのベッドだった。余りにも気持ち良すぎて、二度寝してしまう程に。
夢の続きみたいな幻聴が聞こえるが、知らない事にする。気持ちいい。こんな熟睡したのは何年振りだ?
起きろってお前さぁ!!
鼻を摘まれてやっと霊夢は起きた。目の前に金髪の女の子がいた。ほぼ押し倒すような格好で。
霊夢レイム
っ!?!?
魔理沙マリサ
霊夢さぁ…このベッドがお前は手も出せないいいやつなのは分かるけどさっさと起きてくれないか〜?
霊夢レイム
…わ、悪いわね?
魔理沙__________。あのゲーム、「クリムゾンアパート」の後も何度かゲーム内で会って、名前を聞いた。こんな事をするのが魔理沙だけだと分かっていても、鼻を摘まれた衝撃や、ほぼ押し倒されている羞恥は拭えそうにない。
一応言っておくと、例のゲームで言っていた「師弟関係」とやらは行っていない。友人、のような枠組みの中に収まっている。
霊夢レイム
ん"ん"…久しぶりね、魔理沙。これで何回目?
魔理沙マリサ
さーてぃー⤵︎わん⤴︎だ!
霊夢レイム
…え、そのイントネーションは何??
魔理沙マリサ
普通に31だが?やっと超えたんだけど30回目。
その報告はちょっと嬉しいが…平常を取り繕って口にする。
霊夢レイム
へー。私は29回。もうすぐ超えれそうね。
魔理沙マリサ
…お前ペース早すぎじゃね?
霊夢レイム
煩いわね。こうでもしなきゃ借金・・は返せないの。
そんな軽口を叩き合う。流石に押し倒す格好にはなっていなくて、二人でベットに座って話し合っている風だ。__________ごもっとも、それこそまるで「事後」のようだが。
にしてもこの洋館はなんだろう。なんというか、凄く紅い。目がチカチカするような赤じゃない。落ち着いていて、でも幽霊屋敷みたいな不気味さを感じさせる「紅」。紅魔館だ、と勝手に命名する。
霊夢レイム
…流石に、動く?
魔理沙マリサ
そだな、ていうか残りの人を探しにきてただけだしな、私。
ニヤニヤしながらそういう魔理沙になんだか腹が立ってきて、霊夢は枕を投げつけた。






























大きな広間だった。そこには色とりどりの女の子が七人いた。
霊夢レイム
…ええっと、遅れてしまってごめんなさい。霊夢よ。
魔理沙マリサ
私の友人だ。実力は折り紙付きだぜ?
そうですか…ええっと、自己紹介しますか?一応霊夢さん以外とはしているのですが…
霊夢レイム
悪いわね、お願いしてもいいかしら?
勿論です。ええっと…
咲夜サクヤ
私は、咲夜です。ゲームはこれが初めてで…よろしくお願いします。
銀髪碧眼の、賢そうな女の子だった。メイド服で、こんな館で働いてるんだろうな、といった風貌だった。
レミリア
…レミリア、レミリアよ。よろしく。
今度は、先程とは打って変わってなんとも弱々しそうな女の子だった。青紫髪に、この洋館のような紅い目。ただ、半泣きだし、なんか騙されてゲームに参加させられたっぽかった。
フランドール
フランドール。そこのレミリアの妹。よろしくね?
今度はツンケンした女の子だった。姉、と言ったレミリアとは対照的な金髪。姉妹でだいぶ違うもんだな、と霊夢は思った。ただ、紅い目はよく似ていた。
美鈴メーリン
美鈴です。ええっと…ゲーム?が…3回目、だっけ?です。よろしくお願いします。
燃えるような赤髪だった。ゲームは三回目らしいが、なんか雰囲気がそれっぽくなかったので、借金かな、と思った。近いうちに引退しそうである。
パチュリー
パチュリーよ。よろしく。
無口な女の子だった。綺麗な紫の髪に、眠たそうに半眼だけ開けている目。ゲーム回数こそ言わなかったが…この世界で生きている、という気配を感じ取った。きっと魔理沙も感じてる。
魔理沙マリサ
魔理沙だ。言わずもがな、ゲームはこれで31回目。改めて、よろしくな。
霊夢レイム
…博麗霊夢、29回よ。よろしくお願いね。
全員の自己紹介が終わり__________ゲームは幕を開ける。





















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