~あなた~
教室に戻る頃には
3人とも涙は乾いていて
先生も察してくれたのか、怒られることはなかった。
午後の授業は真面目に受け、
あっという間に放課後になった。
そう。
つい勢いでGENEに加入することを喋ってしまったのだ?
良い友達をもったな。
私にはもったいないくらい。
感謝してもしきれないよ、
行かなきゃ、!
なんで玲於くん?
迎えに来てくれた、、?
わけないよね、、
迎えに来た
なんて言いながらバイクにまたがる玲於くんは
かっこいい以外の言葉が見つからない。
玲於くん、遠慮してくれてるの、?
昨日私が電話きっちゃったから。
ヘルメットを投げてきた。
ちょっと待って・・・
今気づいたけど
私玲於くんに抱きつくことになるよね。
それに、玲於くんに謝らなきゃ、!
ちょっと緊張するけど、
玲於くんと仲直り?できたことが嬉しい。
てゆうか、成り行きで玲於くんに掴まってるけど
大丈夫かな?
ちょっとは遠慮した方がいいよね、
ここは身の安全を取った方がいいだろう。
あ、やばいこと言っちゃった・・・
私、今ドキッとしました。
こんなこと、初めて言われたんだもん
よし、頑張るぞ!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。