第6話

5度目の人生 / 何をしてもダメならもういっそ
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2024/07/21 01:23 更新
(なまえ)
あなた
(........また、戻ってきた)
あぁもう"何も感じない"
1度目の人生で味わった幸せも、もうほとんど思い出せない。
痛みも感じないままだ。
左手首には壱の文字がある
これが本当に最後かもしれない....
(なまえ)
あなた
(でも、何をしてもあの人達との関わりを持ってしまう)
(なまえ)
あなた
(それなら.....もう、いっそのこと.....)
(なまえ)
あなた
( "鬼になろう" )
鬼になれば、人間であるあの人達が僕の元に来ることはないだろう
それに、1度目の人生である噂を聞いた事がある
鬼を連れた隊士の話
彼の連れている鬼は人を喰わず、代わりに睡眠をとる事で体力を回復しているみたいだった。
その鬼のようになれば、鬼になっても僕は人を殺さずに済む
(なまえ)
あなた
(なら次にすることは、上弦か無惨に会って鬼にしてもらうこと)
僕は一旦、最終選別を終え自分の家に帰っていた
でも、その時今までと違うことが起きた
?⃞
お前の名前はなんだ?
(なまえ)
あなた
.....あなたの名字あなたの下の名前
?⃞
そうか! 雫お前も鬼にならないか?
お前には才能を感じる!
いきなり目の前に現れて、僕を鬼になるよう誘ってくる男
彼の目には"上弦  参" と刻まれていた
(なまえ)
あなた
(上弦の...参...)
最終選別を受け終えたばっかりの隊士だったらこいつがどのような存在かも分からず、ただ恐怖を感じていただろう
彼は今までの人生で炎柱様を殺した
そんな憎むべき相手に対して僕は
(なまえ)
あなた
僕を...鬼にしてください....
そう言った
次の瞬間
ドクドクドク.....
彼の血が体に流し込まれた
(なまえ)
あなた
う.....ハァッハァ  あ゙ぁぁぁあ゙あ゙!!!
(痛い痛い痛い痛い痛い、それに体も熱い、でも.....意識を失わないようにしないとっ!!)
身体からだが鬼に作り変わっているのだろう
4度目の人生で僕は痛みを感じにくくなっていたはずだ。それなのに激しい痛みを感じる。だがこれでも痛みを和らげているのだろう、だから、この想像を絶する痛みの中僕は意識を保つことが出来ている
(なまえ)
あなた
ウッッッ  ハァハァ....
一体どれぐらいの時間が過ぎただろう。
身体が完全に鬼になったのだろうか。
今までの痛みが少し引いた気がした
?⃞
もう鬼になったのか!
馴染むのが早い....やはりお前には才能があった!
猗窩座
猗窩座
俺の名は猗窩座だ
お前をあの方にも見てもらおう!
そんな言葉が聞こえて僕は意識を失った

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