目の前には知っている景色が広がっていた
絶望の始まりである無限城
上弦の参に呼ばれついて行くと、そこには鬼舞辻無惨がいた
あいつは宿敵のはずだ。だけど怒りが湧いてこなかった。無意識のうちに"あの人達が死んだのは自分のせい"そう思うようになっていたから
そこから私は上弦の参と戦った。
鬼の身体に慣れるには時間がかかったけど、案外まともに戦えた。
まぁ勝てる訳もなく、上弦の参には負けたけど
僕は運が良かった。
鬼になったばかりなのに無惨に気に入られ、下弦の壱という地位を貰ったのだから
そこから、僕は人を食べなくても生きていけるように努力した
やってみれば案外簡単で、すぐに寝ることで強くなれるようになっていった
普通なら、下弦の壱で人を1人も喰わないなんて無惨に殺されて当然だろう。
だけど、人を喰う代わりに寝ることで強くなる僕を気に入ったのか人を食べたり、殺しに行ったりしなくても特に何も言われなかった
そこから僕は、無惨の呪うを解くことに専念した。
感情を殺して、何をしているのか無惨に悟られないように。
自分の思考があいつにバレたらあの人達を助けるのが大変になるから。
そして、ふわっとした何かから解き放たれたような感覚になった。
呪いから解放された、そう確信し僕は嬉々とした。
僕は寝転びながら、どうすればあの人達を助けられるのか考えていた。
その時
僕は無惨に呼ばれた

















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。