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第60話

頭巾の少女
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2026/05/17 13:22 更新
_____レイside
:
:
in ???



レイ
…………ッ!
ガバッ、と勢いよく身体を起こした。
やっと目覚められた。


すごく、長い眠りのように感じた。
レイ
え……あ……、





毛布から立ち上がって辺りを見渡す。




ここはどこだ?







洞窟?








俺はどうして……















そうだ、誰かに助けられて…
その後気を失ったんだ。
レイ





足元を見るとランプのような物が置いてある。
持ち上げてよく観察する。
レイ
(灯り?……これ確か、)







……荷物がない。
今何時だ。





昼か?






夜か?







とにかくまず現状の把握。













ハッ、として首元に手をやると、貰ったペンダントは無事だった。







そういえばあなたも居ない。
一緒に助けられたはずなのに。






静かだ。
ここは安全?








追手からはひとまず逃れたのか…。





ならB06-32に向かわねぇと。
エマ達と合流するために。






でもここはどこだ?














座標的な意味で判らねぇ…。







外へ出て判る位置まで戻るしか__
レイ
(くそっ、)








エマ達とあなたは無事か!?















洞窟の奥へ進もうと足を踏み出すと、浮き出た根っこに引っかかり転げ落ちた。
レイ
うわっ!











落ちた先に見慣れた髪。
レイ
え?
レイ
エマ!!??
エマ
………………。








エマは眠っていた。






眠って……、












ハッとして駆け寄る。














息は?







意識は?








生きて…?
レイ
エマ!エマ!!







声をかけ続けると、目が開いた。
こちらを見やる。
エマ
あれ……レイ?





思わず、ほっと息をついた。
エマ
レイだ…レイがいる。
レイ
おう。





エマは起き上がってガバッと俺に抱きついた。
エマ
よかった…!
無事戻ってきた、よかった…!
レイ
ああ、エマも無事でよかった……!




















:
:
エマ
それで…ここはどこ?みんなは?
レイ
レイ
お前も知らないのか。
エマ
えっ。









俺達はそれぞれあった出来事を共有しあった。
レイ
成程。
レイ
助けられた…俺達それぞれ違う場所で。
レイ
頭巾の男と、頭巾の少女…。
関わりは?何者だ?
レイ
敵なのか味方なのか…、
エマ
………。
エマ
敵じゃないんじゃないかな…。
エマ
姿は本当ぼんやりとしか見てないんだけれど
声は耳に残ってる……。
エマ
すごく親身に丁寧に
手当てや看病してくれた気がする。
エマ
優しくてキレイな声だった。
レイ
そういうのはともかく。





でも確かに扱いは雑じゃない。






毛布、枕元に水…鈴もあったな。





いつでも助けを呼べるように?







そもそも拘束されていないし…、
レイ
敵だと考えるには目的が見えない。






味方……だとしたら誰?





















外にいる人間。



会えた?





こんなにも早く。







もしかして
エマ
ねぇ
エマ
ミネルヴァさん…だったりしないかな。
エマ
だってそうでしょ。
人間を、食用児わたしたちを助けてくれて…。
レイ
……ありうる。たとえ本人じゃなくても
その仲間の可能性も……






いや違う。


俺は大事なことを忘れてる。
レイ
それよりあなたが居ない。
一緒に居たはずなんだ。
エマ
確かに。
探しに___







エマと歩きだそうとすると、奥から足音が聞こえてきた。
同じランプが道の奥で光っている。
レイ
来る…。










彼女と鉢合わせ、ドクンと心臓が鳴った。
頭巾の少女
…………。
エマ
あの…
頭巾の少女
よかった!
エマ



頭巾の少女はエマに駆け寄ると、優しく体を支えた。
頭巾の少女
目を覚ましたのね。
気分はどう?
エマ
えっ、うん、平気、ありがとう!





少女は頭巾の奥でニコリと笑った。
頭巾の少女
傷の血も止まって熱も下がったみたい。
薬草がちゃんと効いたんだわ。
頭巾の少女
__でも無茶は禁物。
また倒れたら大変よ。




少女はそっと俺達の手を握る。
頭巾の少女
よく…逃げて来たわね。あの農園から……。
もう大丈夫。ここにいれば安全よ。
頭巾の少女
どうか今夜はゆっくり休んで。
ね。
エマ
(この声、この子だ。
助けてくれた…私を、みんなを。)
エマ
あの…みんなは?
私と一緒にいた……、
頭巾の少女
向こうにいるわ。
丁度食事の支度ができたのよ。
行きましょう。





歩きだそうとする少女の背中を呼び止める。
レイ
なぁ、あの……
頭巾の少女
レイ
俺と一緒にいた……子は?



問いを投げかけると、何故か少女はスっと
視線を落とした……ように見えた。
頭巾の少女
あの子も無事よ。大事はない。
頭巾の少女
……ただちょっとね。
後で案内するわね。
レイ
………………。






そうだ、機械を再起動させられかけて
元気なわけがない。











早く顔が見たい。






手を握って、大丈夫だって言ってやりたい。













また手遅れになる前に。
「作者から」



ゆっくり投稿をしていきますので
気長にお待ちくださいませ🙂‍↕️💞




夢主様の登場もちゃんとあるのでご安心を。

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