朝6時。今日もいつも通りの一日が始まる。
コンコンッ
隣の部屋をノックして名前を呼ぶ。
ガチャ…
ギュッ…
眠そうに目を擦りながら部屋から出てきて抱きついてきたこいつは鬼赤友暗。吸血鬼だ。
まだ眠そうなゆあんくんをくっつけたまま次の部屋へ向かった。
全員起こし終わって食堂に向かう。
ゆあんくんはまだくっついたまま。
ガチャ…
食堂の重い両開きの扉を開いて中に入る。
忙しそうに料理をテーブルに運んでいる彼女は蝶演乃亞。蝶族だ。
ゆあんくんをいつもの席に座らせてのあさんの手伝いに回る。
トントンッ…
隣から軽く肩を叩かれた。
グイッ…
服をずらして肩をゆあんくんの方に出した。
カプッ
ジュッジュルッ…
こいつは吸血鬼だから血を主食として生きているが、別に普通のご飯が食べられないわけじゃない。
いつも俺が朝ご飯の時に血を吸わせてやってるんだけど、こいつが噛む時、歯から媚薬が出るから俺がやばい。
俺も混合種族なのでもちろん吸血鬼の特性もあるわけで…
普通吸血鬼は1日2回、朝と夜に血を吸わなければ死んでしまう。だが、俺は完全な吸血鬼ではない。だから1ヶ月に1回くらい誰かの血を吸えば生きていける。
その時に、いつも吸わせてるから、俺もゆあんくんの血を吸ってるってこと。
血は後で吸えるから今は目の前の料理を楽しむとしよう。
朝ごはんが終わると大抵8時。
そこから1時間、食後の運動と言えば良いのだろうか。全員で訓練場に行き、魔力を鍛える。
第1試合 のあvsなおきり
第2試合 うりvsゆあん
第3試合 もふvsどぬく
第4試合 るなvsえと
第5試合 ヒロvsシヴァ
シード じゃぱぱ、たつや
練習試合が終わり、血不足のせいでふらふらになりながら重い足をなんとか動かして歩く。
前に血を吸ってから2ヶ月近く経っているせいだ。
フラッ…
ガシッ…
倒れかけた俺を支えてくれたのは龍族の緑龍蛇羽羽。
いつもふざけてるくせにこういう時だけかっこよくなりやがって…
今、顔が近すぎて鼻と鼻がくっつきそうになっている。
こいつ顔''は''イケメンなんやからやめてほしい。
じゃぱぱが更に顔を近づけてきたその時…
ベシッ
一気に顔が離れていく。
じゃぱぱの頭を叩いたのは音族の黒歌歌涼。
うりが喋り終わると同時にどこからかゆあんくんが現れた。
ザッ…
ゆあんくんが座っている俺に目線を合わせて肩を差し出してきた。
カプッ…
チュゥ…ゴクッ…
と、立ち上がりざまにゆあんくんに持ち上げられた。
そう、俺は2ヶ月分を吸わなければならないのだが、今は遠慮して吸わなかったのだ。
タタタタタッ
急に走り出したゆあんくんに落とされないようにしがみついた。
バタン…
入った先はゆあんくんの部屋。
そう言うと、意地の悪そうな笑みを浮かべる。
トサッ…
ベッドの上に下ろされたと思ったら…
チュッ…♡
と、俺に跨って見下ろしてくるゆあんくん。
ギュッ…
今まで全くなかった眠気が一気に襲ってきて、俺はゆあんくんの腕の中で気を失うように眠りに落ちた。
これ何?
なんかyattメインやん。
次回からはちゃんと書く!
みんなの出会い編だよ!
おつすみ!

















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。