次の日
[探偵事務所]
シルクside
俺は今、ヴィクターの探偵事務所に来ている。モトキはマサイ達と一緒に家にいる。ザカオは今は安静にするため、自宅で待機している。
俺は今までの事をヴィクターに話す。
そう、事件は停電中に起こった。
しかも俺達はあの時、銃声を聞いていない
どっかの組織?でもなんでないとーさんやモトキを狙うんだ?
確かに……どうしてないとーさんが……
脅迫……?殺害予告…?そんな事が……
待てよ…それが事実だとしたら……!
そうか……あの時…本当はないとーさんだけじゃなくて俺達も狙っていたのか?
ヴィクター…
俺は探偵事務所を出て家に戻り、この事をみんなに伝えた
ヴィクターside
シルクが出ていった後、俺はある人物に電話をかけ、会う約束をする。
本当に雫には我慢ばかりさせてる。
ウィルも少しずつ成長してきている。だから俺は家族を守らなくては
俺は雫にキスをする
[数時間後]
(とあるバー)
俺はある人物と会うためにバーに来ている。
そこには奴がいた
この女はダイア…かつて俺は裏組織で調査をしていた時にいろいろ助けてくれた奴だ、雫の事も世話になった。
俺はシルクが言っていたことを話す。
なんてちょうどいいタイミングなのだろうか
なるほどな……事務所を手に入れるためには手段を選ばないってか
そして俺はダイアと別れ家に帰った。
モトキside
ここはどこ?あたりは真っ暗闇だ
何も思い出せない……
その空間はただ声が聞こえるだけ
「せっかくだしさ一緒に夜桜見に行かない?」
「大事な親友だよ!」
ねぇ教えて君は誰なの?
しばらくするとそこ声は無くなり、変わりに銃声が聞こえた
「危ない!!」
響く銃声……誰かの叫び声……
お願いもうやめて!
最後に聞こえたのは何かが倒れる音…
その音を最後に俺は目を覚ました。
嫌な夢だった……
僕は水を飲みにリビングに向かう。そこには仕事帰りなのだろうダーマさんがいた
なんでだろう…ダーマさんはいつも僕のそばに居てくれる……そして何故か安心するのだ
僕はゆっくりと水を飲む
ダーマさんは僕のことについて話し始めた
中学の頃に初めて会い真冬なのに川で遊んだこと
ぺけたんと高校が同じこと
ンダホさんとよく大食いをすること
不思議キャラってこと
フィッシャーズの中でも真面目なこと
シルクさんとンダホさんでアマゾンに行ったこと
ダーマさんの目はどこか寂しげだった
そう言って俺は寝室に戻った。
ダーマside
言えなかった……「俺の大切な恋人だって」
言えるわけが無い…記憶をなくしたあいつに……今言ってしまえば、混乱してしまう…あいつを襲ってしまう……
カチャ……
そしてあいつが安心出来るように……
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。