第32話

/twenty five/
75
2024/05/20 08:58
蒼葉芽衣子
蒼葉芽衣子
おかあさん、おはよ
蒼葉母
芽衣子、瑠花ちゃん。おはよう
巡音瑠花
巡音瑠花
おはようございます。…わぁ、すごく美味しそうですね
瑠花は机に並べられたパンを見ていう。父の姿が見当たらないのはおそらく仕事に行ったからだろうか。
蒼葉母
あら、ありがとう。飲み物はココアかコーヒー、お茶があるけど何がいい?
巡音瑠花
巡音瑠花
じゃあ…ココアでお願いします
瑠花は少し悩んだあと、蒼葉母にいう。本人は「はいはーい」と粉末ココアを出してココアを作り始めた。
蒼葉芽衣子
蒼葉芽衣子
私も今日ココアがいいなー
蒼葉母
はいはい、作っておいてあげるから
芽衣子が座りながら母に向けていうと呆れつつもカップを一つ増やした。
蒼葉芽衣子
蒼葉芽衣子
…お母さん、確か今日さ海音学校に行く日じゃなかった?
目が覚めてきた芽衣子はキッチンで朝食を作っている母に聞く。蒼葉家では海音が学校に行けなくなった日から2週間に一回は学校に行くようにしようと決めていた。理由は挙げたらキリがないが、一番は進路に影響するからだ。
蒼葉母
そうね。…そろそろ起きてこないと間に合わないんだけど…、
蒼葉母
ま、いつもこんな感じだし
いつか降りてくるでしょ、と軽めに言う母親を見て芽衣子は「ふーん…」と呟いた。
巡音瑠花
巡音瑠花
心配なの?
蒼葉芽衣子
蒼葉芽衣子
そりゃもちろん。…だって、中学入った頃はすごく楽しそうだったもの
どうやら最初のほうはクラスメイトや先生、担任の話をよくしていたらしい。だが、二学期くらいの頃からだろうか。その話をしなくなったと同時にあまり腕のほうを見せなくなった。
蒼葉母
あ、おはよ海音。…って、大丈夫?
そう言っていると本人が来たが、ふらついている。すぐ近くにあった椅子に座り突っ伏した。
蒼葉母
大丈夫?体調悪い?
蒼葉海音
蒼葉海音
ぐるぐるする…、
と、弱々しい声で言う海音に芽衣子は「熱はなさそう」と首のほうを触って確認する。
蒼葉母
吐き気は?
芽衣子と瑠花のほうにココアを置きながら聞く。
蒼葉海音
蒼葉海音
ちょっと…、
蒼葉母
そう。ソファで横になっていなさい。タオル持ってくるから
母がそういうと、海音は「うん…」と呟いてソファに横になった。母は洗面所からタオルを2、3枚海音の近くに置いておいた。
蒼葉母
よくあるのよ、学校に行く日に不調が出ちゃうこと
顔に出ていたのか芽衣子に向けて母は言う。それはそれで心配だが。
蒼葉母
…仕事、どうしようかしらねぇ…、
蒼葉海音
蒼葉海音
ひとりで大丈夫だから…、すぐ治るし…
蒼葉母
今日はそんな気配しないんだけどー?
どうやら聞こえていたらしく海音にそう言われるが即否定した。母は当日休めない職に就いている。だが、この状態の海音を1人にするわけにはいかない。
蒼葉芽衣子
蒼葉芽衣子
お母さん、よければ私学校休めるけど…
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どもども愛しの相棒くんが復帰して嬉しいやつです
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作者はこれほど酷いめまいになったことがないので多分クオリティアホです。そして何か違ったらすみません
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最近中学生親友組の出番ないですねすみません!!!!たぶんいつかあります!!!

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