あーーもう!!ほんまに最悪や〜!!!
休み時間になった今、私向井康二は教室を飛び出して逃げております。
〜自己紹介の回想〜
先「そう、彼の名前は、向井康二くんです!じゃあ、自己紹介お願いできる?」
kj「はい、、、」
さあ、ここは真面目に言った方がええんやろか、、、いや、ちょっとおちゃらけた方が丁度ええ感じなんやろか、、、
あーもうわからんっ!!折角今日のために考えてきたんやし!!
僕はこの自己紹介に全てを賭けるっっ!!!!
kj「どーーもーー!!!みんなの万能調味料こと、塩麹よりも向井康二ですっ!!どうぞよろしくっっ!!」
ク「、、、、、、」
ク(ほぇぁ、、、よく分かんないけど頑張ってる、、耳赤くなってきてる)
kj(え、、これ、えっ何この空気?!どないしよ、、、これ、完全に滑ったわ、、)
先「はいー、ということでね〜」
いや、先生もそんな言い方せんといて?!滑った事実がより際立つやん!!
先「じゃあ向井くんは一旦窓側の一番後ろの空いている席に座ってもらおうかな。」
kj「はぃ、、//」
あぁ〜、、
先「それじゃ、もう鐘鳴るから休み時間にしていーぞ。」
あああ、、、今すぐ抜け出したい、、
先「鐘鳴ってから廊下でr」
うわあああああああ!!!!
ダダダダダッ!
先「あ、おい、向井くん!言ってるそばから!」
僕は先生の言葉なんて耳に届いておらず、あまりの恥ずかしさに思わず廊下に飛び出してしまっていた。
kj「うわああああ!!ほんまに恥ずかしい///こんな筈やなかったのに〜!!!」
ク(向井くんのこと、、なんか可愛く見えてきた)
その頃、康二が飛び出した衝撃でクラス中の頭のネジが外れたようだった。(???)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。