
恐らくスマイルは、俺がかの庭園が
デートスポットと聞いて、
行かなくなると思っているはずだ。
思っているよな?な?な?な?
珍しく表情にも、声色にも感情が出ている。
悪いなスマイル。
俺にはもう答えがあるんだよ!
もしかしたらコイツ…一人で行こうとしてたのか…?

いやだって俺は…
頑張って言ったのに、怖…とか…失礼だからな!?
…ほら喰らえ!「え?何?興味無いけど?」返し!
…やっぱ喰らわないか…!
何か一発、あいつをぎゃふんと言わせてやりたい…。
う〜ん…どうしたものか…。
〝あ〟でも〝い〟でも〝う〟でも〝すん〟でも…
とにかく何でも良いから、何か言わせたい。

一瞬こいつ何言ってんだ?となったが、
よくよく考えれば庭園に行く手段と考えられる。
…と国語の問題文のような口調で考えると
俺天才ぽくね??となってテンションがガチで上がる。
本ッ当に危ねえな!ふーセーフセーフ!
主語を言わなくても通じる…だと…。
え?ん?
翌日。
スマイルに、休んどけと言われたので
休みに休んでやった。
用意してもらって簡易ベッドでゴロゴロしたり、
脳内でお話を創ってみたり。
気ままに、自由に過ごした。
スマイルがご飯作るの手伝って〜と泣きついてきたら、
「キッチン(厨房)爆破されても知らないよ?」と
あるかもしれない脅しをして無事休憩タイムを守った。
…今キッチン…じゃなくて厨房に立ったら
本当に爆発事故起こしそうだし。いやー怖いねー。
…くそ、あのスマイルのやつ。
ご飯作る時以外は部屋に籠もって、
あんのイカれた魔導書読みやがって…!
休憩タイムなんだから休めっての!
…また無茶をして…。
半ば無理矢理だが、
スマイルを歩かせる事に成功した。
…お互い何も喋らねぇ…。
あくまでもこれは、
ほんの一筋の光を追いかけているに過ぎない。
ほんのちょっとでも、可能性を追うためだ。
もし、会えなかったら。
会えたとしても、
BroooockだけどBroooockじゃなかったら。
もし、そうだったら。
流石、長年居るだけあるな、スマイル。
俺はただ、Broooockが
Broooockじゃないかもしれないのが怖いだけだ。
Broooockは、Broooock。
それはそうだ。
そんなの、わかりきっている。
わかりきってはいる…けど。
もし、俺達が知らない
Broooockだけど、
どこかBroooockじゃないBroooockだったら…
俺は再会を喜べるだろうか。
まあ、会ってみないとわかんないよな!
会ってみてちょっと違ったら、その時考えれば良い。
まずは…会いたい。
元気なのか、前世の記憶があるのか。
気になって仕方がない。
うん、BroooockはBroooock。
たとえ俺が知ってるBroooockと違っても、
BroooockはBroooockであり続けるから。
BroooockがBroooockである限り、Broooockだ。
待ってろよ、Broooock…!
庭園に、向かう際は必ず森を通らないといけない。
…いや地獄だろ、ここ。
植物生えすぎてまともな道という道なんて無いし。
虫もブンブンとそれはもう楽しそうに
飛んでいて、静寂な森が、演奏会場と化していた。
謎に騒々しく、落ち着かない。
それは、虫のせいでは無かった。
嫌な予感がする。
―ザザッ
草木の葉が擦れ合う音が聞こえた。
その正体をゆっくり探る。
よく見えないが、恐らく人だ。たぶん。
動きが早く、目で追うのが精一杯。
首に巻いているであろうスカーフをなびかせている。
…か、カッコ良いな、おい!
すると、翡翠色の瞳が…垣間見えた。
切れ目なのは前世のシャケと同じだ。
だが、前世のシャケは優しさが垣間見える、
綺麗なお目々を持つシャケが羨ましくも憧れていた。
…でも、さっき見た〝シャケであろう人物〟は
とにかく冷酷で、優しさも垣間見えなかった。
違う、あれはシャケじゃない。
あんなの、シャケじゃない…!
俺はただ、
シャケがシャケじゃないような気がして、怖かった。
それだけだ。…それだけなのに。
こんなにも、体が震えるんだ。
もし、Broooockもそうなってたら…どうしよう?
やっぱ俺はなんでこんなに頼りないんだろう…。
ただ、あれがシャケじゃない事を
祈る事しか出来ないなんて。
あれが、何かを知る事も出来なくて。
スマイルに支えられながら、
我ながら頼りない足取りで庭園へ再び歩き出した。
ひたすら歩く事、数十分。
庭園らしき所に辿り着いた。
マジでリア充多っ…!はああ燃え((
クソ、デートスポットの名は侮れないという事か。
いやベトベトし過ぎ。
…う、うわぁ…、キッスしてる!キッス!
人前でキッスすんのが悪いじゃんかぁ…!
もうちょっと…あの、ね?場所をわきまえてもらって((
わ、すげぇ…。めっちゃ花が咲いてる…綺麗…。
何本あるかわかんないや。
いち、にー、さん…やめとこ。やめられなくなる。
十万本って本当に多いな…。
もっと奥にも花が咲いているかもしれないのか…。
リア充が居るところには行きたくないからな…。
行きたくないからな!な?連れてくなよ、スマイル!
…うぅーっ、リア充許さーん!
リア充をっ…、リア充を見る事無く、
Broooockに会えるなんて…!はああ神っ…!
ちゅーしてるのを見ずに済むじゃん!()
泣いちゃうんだよおおお…!
良いか、リア充にはメンタルを削る力がな((
…それからまた歩く事数分。いや歩き過ぎ。
誰かの後ろ姿が見えた。
赤褐色の髪。見ただけでわかる。
…Broooockだ。本物の、Broooockだ。
いやお前こそ誰だよ!?
凄い…声が…低いなり…!低いなりぃ…。
俺達を見た瞬間、
強張っていた顔が、みるみると緩くなっていく。
腑抜けた声に、八重歯。
間違いなく、この人はBroooock…なはずだ。
いや、そりゃそうだよ。
だってこいつ…スマイルだもん。マジモンの。
一応知らなかった時の為に、さん付けしておいた。
たまたま同じ名前だった!みたいなオチは嫌だ。
おい、Broooockぅ…。
お前何を言ってくれるんですか?
あのスポットに行けと?は?
リア充仲良く爆発しやがれ…。
※リア充の皆さん、ごめんなさい。
俺がリア充許さん勢なのお前わかってるよな?
いきなり飛びついてくるBroooock驚く。
猫かよ、と思った。
でも、何処か安心した顔をするBroooockを見ると、
無闇に突き放すわけにはいかない気がした。
そうなの?と言わんばかりに、
スマイルの方をちらりと見ると、
そうだ、と言うかのように頷いてくる。
知ってたなら教えて欲しかった。
人は恋のお話が大好きだからね。
…大切な人…かぁ…。
やべぇ、会話する気力が無いわ。
疲労ってマジで恐ろしいな。
Broooockによってギュインッと紐が引っ張られる。
すると、カーンカーンと心地良い音が耳に入って来た。
あれ、これ鐘じゃなくて…ベルじゃね?
鐘ってあれだからな?ゴーンゴーン…ってやつ!
う〜ん…既視感しか無いな…。
お前なら普通に寄生させると思ったんだけどな。
得体が知れないなら聞けば良いじゃない!
声高過ぎだろ。え、ワロタ?w
いやそれ俺の時と何も変わらないやん。
どこまでその挨拶が続くか見物だわw
わ、自己紹介を巡る小競り合いが始まりそうなんだが。
こういうのはな…
先に折れるのが良いんだよ!
どうでも良い時はな!
大事な時には折れないがな!ハッハッ!
…やべぇ、この喋り方キメェかも。
…ポジション二つ持ち…だと!?
ほうほうほう!そういう事ね!?なるほど〜?
うーん、なるほどっ!
また六人でバカみたいに笑いあえるように。
決意を決めた目でスマイルと、Broooockを見ると、
二人共、何処か嬉しげに頷いてくれた。
きんとき、シャケ、きりやん。
…俺等が全員揃うまで後…三人。
待ってろよ、きんとき、シャケ、きりやん?
運命のアンケートです! ↓↓↓
アンケート
次は誰を探しに行こうかなぁ〜♪
きんとき!きんときが良い!
32%
シャケ!シャケに限る!
57%
きりやん行っちゃう?
10%
投票数: 591票
〆切 5月25日まで
あ と が き 鬼 長 …
ということで鬼スクロールしてくださいませ。
まさかの一ヶ月空いてしまいました…菫です。
続きが大変遅くなり申し訳ございませんでした。
その代わり結構量があるので、
この量の多さを楽しんでいただけたらなー、
なんて思っています。
小説の執筆に勤しむ中、
お気に入り⭐100を突破…本当にありがとうございます!
こちらが菫によるピッタを狙った写真 ↓↓↓


現在 ↓↓↓


お気に入り⭐や♡、そしてスポットライトなど、
本当にありがとうございます!
土下座土下座土下座土下座…。
ここで感謝を述べさせて頂きます!
アンケートです!
アンケート
一コマ漫画(?)を描けそうな時に描いても良いですか
良いですよー。
94%
駄目です。
6%
投票数: 309票
一コマ漫画というのは、
まあ、一コマの漫画みたいなものです。
一応キャラデザみたいなのも
ある程度は練ってはいるので、
それを出したいなー、みたいな感じです。
本文の中から抜粋して、
「こんな顔してたんだ〜!へー!」みたいにさせようと思っています(←ヤバイ奴)。
お次は恒例(?)のアンケートの結果比べです!
こちらが話の最初に出てきたアンケートです ↓↓↓

こちらが現在のアンケート結果です ↓↓↓

え、2倍も増えてるんですけど!?!?
すいません、取り乱しました。
それだけ多くの方に見てもらってるのは
本当にありがたいです!感謝の舞ですね!
次のアンケート結果 ↓↓↓


めちゃんこ増えてますなぁ…。
サボっていたのが明白ですね…。トホホ…。
お次のアンケート結果 ↓↓↓


リア充をどう思っている設定にするかの
アンケートです(謎過ぎ)。
聞いてなかったら、
〝リア充お幸せになりやがれ勢〟にしそうでした…。
アンケートのご協力、本当にありがとうございました!
次こそは早く出せるよう、尽力を尽くさせて頂きます…。
遅くなったら本当に申し訳ございません。
気長に待っていただけたら幸いです。
最後にお知らせ📢です!
関係者様を絶賛募集中なので、
気軽になって頂けたらなぁ…ということで
宣伝させて頂きます!長々とすいません…。
ぜひぜひ、
どの小説でも気軽にコメントしてくださいね!
頂けたらテンションが
いつもの5倍位はヨユーで上がります。
それでは、また次のお話で!













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。