『よし!これで見た目は完璧やろ!!』
瑠依「じゃあ当日もメイクは乃愛に任せたわ笑」
乃愛「まかせろっ!」
「「『じゃあまたあした!』」」
家に帰ると珍しく電気がついていた。
あれ?今日2人とも仕事じゃなかったっけ?
遥斗(弟)も塾なはずなんだけど...
ガチャ🚪
『ただいまぁ』
父「おかえり、あなた」
『どーしたの?今日早いね』
母「実はね、あなたに話さなきゃいけないことがあって」
遥斗「ウルウル」
遥斗は今にも泣きそう
一体何があったの?
父「実はパパな、アメリカに転勤が決まったんだ。それをきっかけに話しておこうと思って」
『え、なに?どうゆうこと?』
父「単刀直入に言うとあなたは本当の家族じゃないんだ。養子なんだよ。」
『.......』
言葉を失った。
家族じゃ...ない?みんなと?え??
母「あなたのお父さんとお母さんはね、有名な俳優で海外を飛び回っているの。だから遠い親戚の私たちに子供は預けたってこと。けれどあなたには日本にまだ家族はいるのよ?」
父「そう、あなたのお兄ちゃんがな、日本にいるってことが分かったんだ。」
『おにい...ちゃん?…グスン』
母「だからね、あなたもこれをいい機会にそのお兄ちゃんと一緒に住んでみてもいいかなって」
『で、でも全然知らない人でしょ?…グス』
母「ふふ、あなたもよく知る人よ。だってKing&Princeの永瀬廉くんって人よ?」
『永瀬廉くん?!!』
え、ちょっと待ってください、
あなたの頭絶賛混乱中です、はい
えーっと?もうびっくりしすぎて涙が乾いたよ!!
父「早速だけど、僕たちもこれから家を出てもうこの家売っちゃうからあなたも荷造りして!」
『今から?!』
現在 9月8日PM7:30
『でもさ?今日私の泊まる家は?』
母「大丈夫よニコ」
遥斗「なんか家の前に黒い車がとまってるぅ」
『え?!ほんとだ!』
父「もう迎えが来たようだな」
あなた、三毛島あなたから永瀬あなたになります!?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。