・寧々視点・
そう言って私はえむを思いきり抱きしめた。
えむは私に抱きしめられ苦しそうに顔を歪める。
私はあわててえむから離れた。
えむは一息つくと、私を真っ直ぐに見つめた。
その瞳からは涙が零れ落ちた。
私はその姿を見ていられなかった。
私もつられて泣いてしまう。
それよりも、えむが生きていてくれたことが嬉しかった。
えむがいてくれるなら、きっとこの先大丈夫な気がする。
私はそう言って微笑んだ。
えむは涙を拭ってにこっと笑う。
そんな私たちを見つめる二人が口を開いた。
そう言って苦笑する桐谷さんと白石さん。
すると、えむは二人に気づいてパッと頭を下げた。
白石さんが聞き返す。
えむは「え、?」ときょとんとした顔で私たちを見つめる。
そうか、えむは白石さんの自我がなかったことを知らないんだった。
えむはそれを聞いてびっくりした表情で白石さんを見つめる。
少し辛そうに笑う白石さんに、えむは理解できたのか黙ってしまった。
そんな空気を壊したのが桐谷さん。
私もその言葉に頷いた。
私たちは笑いあって青空を見上げた。
・類視点・
明るい日差しに目を開ける。
なんだか懐かしいように思える雰囲気。
でも、青空に草原…
確か僕らは人狼ゲームをさせられて…
僕は吊られた。
でもそこから記憶が無い。
そう思って見回しても誰もいない。
それどころか声一つも物音もしないのだ。
立ち上がって青空をみあげる。
あぁ、何日ぶりだろう。
暖かい空。
キラキラした日差し。
元の世界な気がした。
すると、なんだか聞き覚えのある大きな声が聞こえてきた。
僕はその声が誰の声がわかってしまい、無意識に口元がニヤける。
まさかこんなところで出会えるなんて。
でも君にはあやまらなくてはいけない。
先にいってしまったこと。
三人にしてしまったこと。
そう思って僕はその声の方向かって叫んだ。
声がなぜか木霊する。
すると、向こうの声が静かになった。
不自然に思って耳を澄ますと、泣き声のようなものがきこえてきた。
泣いてても声はちゃんと大きい。
まさに司くんだ。
近くにシルエットが見えた。
それは司くんだった。
泣きじゃくる彼の姿。
僕は司くんの元へ行って抱きしめた。
僕は司くんの背中をさする。
君はきっと頑張った。
ずっとみんなの死にも耐えて、
メンバーを守って。
辛かっただろう、しんどかっただろう。
僕は司くんの耳元で囁いた。
あとがき
尊いなぁ…
えむちゃんに寧々ちゃん、そして司くんに類くん…!!
みんな仲良しで羨ましいですね!
まだまだ最終話じゃ…ないはず!!
素敵なみんながまた巡り合っていくのを最後までご覧下さい!
・お知らせ・
主はもうすぐ学年末テストの時期です!
重要なテストです!成績決まります!
おまけにうちのクラス結構うるさすぎて授業何も聞けない状態でほんとに今年頭悪いんです…
なので二週間前から勉強するので来週から一切投稿できません!
詳しくは情報noteみたいなとこで言うんですけど!
なので明日ともしかすると明後日その分一話くらいは投稿するかもなので
覚えててください!!

















![# 攻略対象より悪役に惚れました . [ 冬司ver ]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/463Ienje96SMnaxqeg7tvIaFh9p1/cover/01K566339R5TNCGP01WCWNSK9G_resized_240x340.jpg)


編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!