第6話

狼の過去【じんたん】
431
2018/03/07 11:51
テオくんは振り返った。


その目はまだ泣いていた。
テオくん
……絶対に離れないよね?
じんたん
うん、大丈夫だって
テオくん
俺さひとりだったんだよ、結構前から














ー ー ー ー ー ー こっからテオくん目線 ー ー ー ー ー ー ー


















テオくん
お父さん!
お父さん
おお、なんだ
テオくん
あそぼ!
お父さん
ああ、いいぞ

俺はお父さんが大好きだった。


もちろん、お母さんも。




俺はお父さんとお母さんの三人家族だった。

毎日が幸せだった。







あの時までは────










狼と人間のハーフは4年ごとに人間と狼になる。


要するに、

生まれた時は人間か狼になっている。


その4年後、人間だった狼ハーフは狼になる。
その反対に狼だったやつは人間になる。



その変身する時間帯は満月の夜12時だ。

ここ、鏡の国は満月が4年に一度。




だから俺は3、4年くらい前までは狼だった。


ついでにお父さんとお母さんも。




たしかあの日は満月の日の夜だった。

あと数時間すれば俺らは人間になれたのに。






満月を見に俺らは崖の方へ向かった。



すると突然、お父さんとお母さんは茂みに俺を投げた。








パァァン!!!










なにが起こった?

なんの音?



俺は理解が出来なかった。




テオくん
…………え?
やっと落ち着いた頃に俺はお父さんたちのほうを見た。

言葉を失った。



お父さんとお母さんは動かない。

冷たくなってる。

テオくん
お、お父さん?お母、さん?
答えてもくれない。


いつもなら『大丈夫だそ』とか『大丈夫よ』って、

言ってくれるのに。

テオくん
ねぇ、ねぇ!!

まだ俺は狼だから周りからしたら吠えてるようにしか聞こえてないだろうけど、


俺の中では必死に呼んでいた。





撃ったやつはどこだ?

誰だ?




俺はまだ狼。

この足の速さを使ってやる。


俺はとにかく音源の方へ走った。





そっから記憶があまり無い。





ただ、


暗くて赤くて鉄の匂いがする。



それだけ。















ー ー ー ー ー ー ー こっからじんたん目線 ー ー ー ー ー ー ー ー














じんたん
そんなことが、あったんだ………
テオくん
うん………
じんたん
だからあの死体、腐ってたんだ
テオくん
うん、ずっと前のだから

あれは死体と言うより人骨だったな、今思えば。
テオくん
だから、お父さんとお母さんのお墓は作って、
あいつのは作んなかったの
じんたん
だからか…
テオくん
うん、なんかごめんな?
変な空気になっちゃって………
引いたよな、ごめん…人殺したんだから………
じんたん
ううん!話してくれただけでも嬉しいよ
引かないよ、だってテオくんだもん。ちゃんと理由もあったわけでしょ?
お父さんとお母さん、大好きだったんだね……
テオくんが悲しい顔をしたのですかざす言った。


そしたらテオくんが『ありがとう』と言って照れくさく笑う。

さっきと同じように。
じんたん
じゃあさ、テオくんが話してくれたから俺も話していいかな?
テオくん
うん、いいよ


俺はテオくんから目を離して小川の方を見た。



そして話した。






















じんたん
俺が赤ずきんをかぶってるわけはね………






ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー







かるらー
かるらー
ほんっっっとにスィスェん!!!
ほんっっっとに語彙力ないし表現力ないし意味わかんないよね
わかんなかったら個別で教えたげる!((それでもわかんないかもしんない……

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