第10話

見合い相手
30
2024/06/30 16:33
『………』













見合い…って早すぎると思うんだが。




     


もしかしてそう思ってるの私だけ???


















『………』






使用人「御待たせしましたあなた様。」





使用人「どうぞ此方へ。」





『ありがとう。』













…こう見えて、私もまぁまぁのお嬢様なんでこういう扱いは慣れてるものの、、家の造りが流石だな。


























"禪院家"は。

















遡ること10分前____











着物を着付けて貰った私が向かった先は先程言った通り、禪院家。














話によると一つ下の京都校の生徒、次期当主が相手なんだとか。










どうして私を選んだんだ…?









バンッ!








そう思っていた矢先、本人がやってきた。












随分とまぁ、遅いご登場だこと。










直哉「…あぁ?嬢ちゃんが例の?」





『えぇ。桜井あなたです。』





ここはあくまでも冷静に冷静に…










…ってかこの子生意気だけど顔面整ってんな……







下手したらタイプかもしれない。












 









直哉「なんや。大して可愛くないな。」














前言撤回。




















マジのクズ野郎。








普通それ顎クイして放つ台詞じゃないし。

















最初、不覚にもキュンとしてしまった私を殴りたいくらいにクズだったとは、、、


















私も目が衰えたもんだな。







































『…心外ですね。』


















直哉「ほら、そことかホンマ可愛げないわぁ~」

















あんた私の方が年上って分かってる???
















直哉「ハッ…これやから女は……」















…コイツ、男尊女卑が凄いだけか。















いつの時代の人間だよ、全く…。















直哉「あー、あなたちゃんやったっけ?」

















直哉「自分、東京校の2年なんやろ?」






















『はい。』
















直哉「ふーん、、じゃあ悟くんとこと同じなんやなぁ」
















直哉「フッ…笑釣り合わんわぁ…笑」











『…💢』














『言っとくけど、アイツなんかどうでもいいんで、私。』

















だって悟もクズだし。



 











同類じゃん。






















直哉「……やーっと本性出してくれよった」













『ッ…!?』 























 


今の会話って、真逆その為に…!?

































直哉「ばーか。全部本心やわ笑」









 

…殺す💢













コイツ絶対殺してやルァァ!!💢








 













『…チッ、クソガキ💢』



   









直哉(こっわ……)


プリ小説オーディオドラマ