第3話

教室にて
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2017/12/03 02:47
「本谷ありがと!助かった!じゃ、教室で!」

門の横に自転車置きがあり、本谷は自転車を置いてくるというので先に行くことにした。

待っていようかと思ったけど、さすがに時間がない。

教室に行くと、
「あ、あなた!おはよ〜!今日遅かったね、休みかと思ったよ〜。」

と元気よく挨拶してくれるのは、私の一番の親友、美麗。

「おはよ〜、今日ちょっと寝坊しちゃって…」

「いや、ちょっとじゃないよね??んー、私の予想では、8時過ぎに起きたでしょ?」

まんまと当てられ、「あ、はい。そうです、、」と答えながら私の席へ向かう。

「あはは、やっぱりね〜。でもあなた、寝坊なんて珍しいね?」

「まーねー、そういう日もあるんだよぉ〜」

私の席は一番後ろの窓側。

なんて良い席なんだろう。

「あれ?なんで席が一個増えてんの?」

私の席の窓側は1席分空いていたはずだ。

「あー、なんか来た時すでになってたから、きっと転入生が来るんじゃないかってみんな言ってたよ。」

「本当!?やったぁー!可愛い女の子隣なんて嬉しいなぁー」

まぁ、可愛い女の子なんてわからないけど、もしかしたら男子かもしれないし、

「まったく、女の子かどうかなんてわからないでしょ?」

「美麗は私の心が読めるんだねえ〜。あはは」

と話しているとチャイムが鳴った。

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