真美side
隣町の明西高校の奴らが、うちの高校の女子生徒に手を出してるって、情報が入った。
ったく、懲りねぇー奴らだな。
女子生徒「やめてください!!
私、学校に行くんです!」
明西高校の生徒「いいじゃねぇーかよ、お嬢ちゃん!
ちょっと付き合ってくれよ!」
女子生徒「嫌です!!
やめてください!!」
?「おい、そこのヤンキーども!
嬢ちゃんに、手出すなよ。」
明西高校の生徒「あぁ?
やんのか、こr...(やんのか、こらと言いかけて)。
...!?
あんたは...!!」
真美「ん?知りたい?
...愛多真美...だけど?」
明西高校の生徒「...!?
(恐る恐る、噛み締めるように)あの、...中央東(ちゅうおうひがし)高校の...トップ...!!!!!」
真美「...。
そう...言われてるみてぇーだな。(余裕の笑みを浮かべる)」
明西高校の生徒「...!?
なんで、あんたが...!?」
真美「ん?そりゃ...
風の噂で聞いたからさ。
これ以上、嬢ちゃんに手出したら、俺も黙ってねぇーよ?」
明西高校の生徒「...。
覚えてろよ!?(猛ダッシュで帰る)」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!