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第21話

返事。
それから私は、家に帰った。


ほどなくして、あることを思い出した。




“俺、あなたちゃんが好きだ。”


“返事は今じゃなくていいから、考えておいてくれないか。”





千秋先輩…




先輩の傷つく顔は見たくなかった。

でも、私の心は決まっているから。




明日。ちゃんと言いに行こう。




そう思って私はベッドに入った。




ピロンッ



LINEが鳴る。




賢人《 おやすみ。》


私、本当に幸せだよ。



あなた《おやすみなさい。》




私は眠りについた。







次の日の朝。


「行ってきまーす!」



家を出ると。
賢人
おはよ。
やっぱり隣から賢人が出てきた。


もう心が通じ合ってる証拠だね。笑
あなた

おはよ!

賢人に駆け寄る。
賢人
もうさ、毎日一緒に行くのでいいよな?
あなた

うん!

2人で教室に着いても、もう誰もなにも言わなかった。




昼休み。
賢人
なああなた、昼一緒に食うか?
そう言われたけど。
あなた

今日はごめん!
行かなきゃいけないところがあるから!

そう言って教室を出る。

3年生の階に行く。



あなた

…千秋先輩!

千秋先輩
あなたちゃん!
友達とお弁当を食べているところを抜けて、駆け寄って来てくれる。
あなた

あの、お話ししたいことがありまして。

まっすぐ先輩を見ることができない。
千秋先輩
そっか。じゃあ屋上行かない?
あなた

…はい。

先輩に着いて行く。
あなた

あの…昨日の件なんですけど…

千秋先輩
うん。
あなた

ごめんなさい。

頭を下げる。

先輩の表情を見ることはできなかったけど。
千秋先輩
そっか。
優しい声でそう言った。

顔を上げると、


切なげで、でも穏やかな表情をした先輩がいた。
千秋先輩
実って良かったね。
あなた

え?

千秋先輩
幼馴染と、実って良かったね。
どこまで優しいんだろう。
あなた

ありがとうございます。

心を込めて、そう言えた。
千秋先輩
うん。仲良くね。
あなた

…はい。

千秋先輩があっての私たちだ。


私はそう確信した。