まず、最初にひとつ。
あなたの説明書はとても取り扱いが難しいです。
私以外の女の子には到底取り扱えないでしょう。
それを肝に銘じて聞くように!
①貴方は休みの日は9時に起きます。
ぽかぽかの日差しに当たっておきたいとわざわざベットを二人で移動させましたね。
貴「ほら起きて…」
②貴方はごはん派です。
私はパン派なのでよく喧嘩になりましたね。
貴「朝だよ…」
③貴方は私の膝枕が大好きでしたね。
いつも、ソファーで座っている私の足の上によく寝ろがっていましたね。
貴「はやく…」
④貴方はそのあと釣りに出かけますね。
たまに大きい魚が釣れた日は嵐のみんなにもおすそ分けしましたね。
貴「ッ…!」
⑤貴方は私のことをよく怒ってくれます。
いつも私が洗濯物を畳むのを忘れて怒ってくれましたね。
貴「ねぇ…お願い…」
まだまだありますがここでひとつ、
あなたに伝えたいことがあります。
私はとても大馬鹿者です。
釣りに行く貴方を見届けていつものように帰ってくると思っていました。
でも、次にあったあなたの姿は
目を開けることなく静かに優しく
いつもと変わらない顔で眠っていましたね。
貴「ねぇ…ッ! お願いだからッ!起きてよッ!!!」
いつも私の声で起きてくれるあなたはどうしてでしょうか
起きてはくれません。
怒らせてしまったのかな?
そういえば洗濯物を出しっぱなしにしていても今日は怒る声が聞こえません。
貴「ねぇ…お願いだからッ!!私のことを置いていかないで…ッ…」
そしてたくさん飛ばしてしまうけど最後に1つ。
100.貴方はどんな私でも暖かく向かいれてくれます。
貴「来たよ!智!」
ほらね。
大「馬鹿じゃないの?俺を追いかけてくるなんて。」
貴方はどんな私でも優しく抱きしめてくれますね_
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。