第4話

ep.4 サンタいたわ
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2017/12/11 09:26 更新
普通に生活していたらまず起こりえない浮かんでいるソリやトナカイのせいで
なぜかあっさり信じられた。
あれ?意外にあっさり信じた?
蒼太
なんだかよく分かんないけど、信じられる
実際に見たし
教室であんなに否定してたのに?
蒼太
いや、あれは…
幼稚園のガキの頃に、まだサンタを信じてウキウキで手紙やら靴下を準備してたら、

6つ上の姉貴に「本当にいるわけないじゃん!
男の子なんだからそういうの気持ち悪いよ」
って言われたから…

何かガキの頃のそういうのって凄い記憶に残ってて…
ケイタには濁していたのに、
なぜか楓には素直に自分の気持ちを打ち明けることが出来た。
そっか…
小さいときに言われたことって、
ショックなことは特に
いまでも自分の行動を支配していることってあるよね
なんだかシンミリしてしまい、
それが気恥ずかしくなってきた蒼太はそれを打ち消すように聞いた。
蒼太
ところでさ、どこ向かってんの?
楓はハッと顔を上げ、
そう!今から蒼太くんには
サンタのお仕事を手伝ってもらおうと思って!
蒼太
サンタの仕事?プレゼント配ったり?
ちっがーう!
突然プレゼントが家の中に置いてあったら怖いでしょ!
まあ確かに…と蒼太が呟くと、
今から何かに困ってる小さい子のところに行って、お手伝いに行きます!
蒼太
手伝い?ってか、この時間に子供は起きてねえだろ
もちろん!
だから脳に語りかけるのよ
ますます意味が分からないと言わんばかりにしかめっ面の蒼太は楓を凝視するが、
楓はニコッとしただけでそれ以上喋らなかった。

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