第3話

2話
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2017/12/09 12:28
1月11日


『重っ...』


今は成人式の振袖を着て会場前
真冬のこの時期に空は曇り空


『寒すぎでしょ...』


そう言って白い息を見る

今日は3年E組がみんな揃う日


...もちろん、あの人も...

あの日も1人で白い息を見てたなぁ...


「...あなた?」


懐かしい声に後ろを振り向く
そこには、見慣れた緑色の髪を、昔とは違い、おろしてパーマをかけている子がいた


『...カエデ!』

茅「やっぱりそうだよね!」


友達のとの五年ぶりの再開にたくさんの感情が込み上げてくる
背が伸びたなぁ~、とか、大人っぽくなったなぁ~、とか
渚なんて背の低さは相変わらずだけど、髪はバッサリ切って、少し男の子らしさが出ている


「みんな大人になったな」


これまた懐かしい重低音の声


「「「「烏間先生!」」」」


5年前と変わらず、黒スーツの烏間先生
隣には髪をお団子にしたビッチ先生もいる


ビ「すっかり綺麗になったわねぇ」


ビッチ先生は女子の成長ぶりに少しばかり感動している


渚「殺せんせーは?」


最も重要な担任の殺せんせーがいない
訳あって、"殺せんせーも私たちも生きる"という結果で卒業した


烏「タコはまだ来てないのか」

ビ「こんな大切な日に...」

茅「...カルマ君もいなくない?」


その名前に一瞬ドキッとする
もしかして...


赤「ごめ~ん、寝てた~」


その時"彼"が来た

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