第68話

56度
47
2024/05/15 09:07
冬瓜
おーーいみんなーー!!!
螢子
冬瓜!
冬瓜
ま、また!?くるし…
海でけーこに合流するなり、急に抱きしめられた(本日3回目)
螢子
心配したんだから……!もう!!
冬瓜
あはは、けーこはかわいいなぁー
冬瓜
って、なに幽助、
頭に面白いもんのせてんじゃん!!!あははは!!
幽助
るせー!!!
けーこの後ろから出てきた幽助の頭の上に、かわいらしい顔をしたぺんぎん(?)が乗ってたもんで、思わず吹き出してしまった。
ぼたん
あははは!ほんと面白いわよねぇ!!
プー
プー!
螢子
この子、プーちゃんって言うのよ
冬瓜
そ、そのまんまんだ……
面白すぎる
ぼたん
ほーらプーちゃん、こっちだよー!!
プー
プー!!!
幽助
いで、
プー!引っ張るんじゃねぇ!!
螢子
あはは!こっちよー!
幽助
て、てめぇらー!!!
待ちやがれー!!!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
蔵馬
みんな、楽しそうですね
冬瓜
そうだね!
私もすごく楽しい!
みんながここから離れて、蔵馬と2人きりになった。
冬瓜
わぁ、蔵馬蔵馬!
冬瓜が蔵馬の手を引き、横並びに海を見つめる。
冬瓜
すっごく綺麗!!
夕日が海に反射して、大きな宝石の海みたい!
気持ちの良い潮風が2人の頬を撫でる。
冬瓜の瞳に、その海が映っている。
蔵馬
……そうですね。
とても綺麗です。
蔵馬
……
冬瓜
………
冬瓜
くらまっ
蔵馬
?なんですか?
冬瓜
手、開いてみて!
蔵馬
?はい
彼女の言うままに、手を開いてみる。
俺の手の中に、小さく、輝く貝殻があった。
蔵馬
これは…
蔵馬
……いつの間に
冬瓜
驚いた?
それプレゼント!ささやかすぎるけどね…
そう言うと彼女は、少し照れながらまた海へ顔を向ける。
蔵馬
……ありがとう。冬瓜
大切にするね
冬瓜
えへへ……
ありがと…
蔵馬も再び、海へ顔を向けた。
そして今度は蔵馬が、冬瓜の手を握る
冬瓜
?蔵馬?
蔵馬は冬瓜の瞳を見つめて、口を開く。
蔵馬
冬瓜…
蔵馬
…この大会が終わったら
伝えたいことがある
冬瓜
?伝えたいこと?
冬瓜はきょとんした後、
冬瓜
うん!わかった!
と、笑顔で答えた

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