ご馳走様でした。
沈黙の食事。
珠咲のお皿の上にはまだ沢山の料理がのっていた。
珠咲…それじゃ
珠咲。最後まで食べて。
すみませんが気分が悪いので。
珠咲はそのまま家を飛び出し、学校へと向かった。
まだ7:30…
学生なんて高校生ぐらいしか歩いていない。
珠咲ちゃん?
千樹先輩?
こんな朝早くにどうしたんですか?
今日の部活で使う問題を準備しようと思って…
珠咲ちゃんこそどうしたの?
えぇ…っと…
兄と喧嘩しまして…
千樹は目を丸くして珠咲の方を見た
あんなに妹好きのヨシ先輩が?
…妹好きかは知りませんが
喧嘩しました。
喧嘩するんだね~
はい…ちょっと今日寝不足で体調が…
珠咲ちゃん!?珠咲ちゃ────
珠咲はそのまま倒れてしまった。
家を出る少し前の会話だ。
おはようございます、お姉様
こんな朝早くにどちらへ?
学校よ。
昨日は大変でしたね。
知ってますよ?寝てないでしょう。
何の話?
目の隈が凄いので
それと、昨日は御手洗いで…
嘘はいけませんよ?
私は元気なので。
そうやってまた偽るのですか?
貴方をお守りする人間を省き
1人で仮面を付け大舞台に立つ?
僕らは裏方作業ですか?
貴方の仮面を剥がす人間
ではないのですか?
そしてまた1人で仮面の裏で
泣き崩れるのですか?
違う。
珠早には知って欲しくない世界。
珠咲は珠早に向けていた背を隠し、ニコッと微笑んで家を飛び出した。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!