第19話

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2024/04/18 21:23



あなた
ハッ…、!
五 条  悟
五 条 悟
あなた!
虎 杖  悠 仁
虎 杖 悠 仁
大丈夫か?!
あなた
すく、なッ!!
虎 杖  悠 仁
虎 杖 悠 仁
いや、おれ!虎杖!!悠仁!!
あなた
ぁっ…
あなた
虎杖…くん…
虎 杖  悠 仁
虎 杖 悠 仁
おう、大丈夫か?
虎 杖  悠 仁
虎 杖 悠 仁
いきなり過呼吸になったって五条先生からは聞いたんだけどよ…?
あなた
今は息苦しさもないし、大丈夫だと思う。
虎 杖  悠 仁
虎 杖 悠 仁
そうか!!

ニコッと眩しいほどの笑顔で笑う虎杖くん。
お大事に!と言いながら医務室から出ていった。
どうやら任務があるらしい。

五 条  悟
五 条 悟
んで、あなた。



        「何を見た?」

微かに感じる圧。
それは、確かに微かだが、流石は最強。微かな圧でも、鳥肌がたった。

あなた
あなた
宿儺…さんと、天水音さんが戦おうとしていました。
あなた
その後は…、
あなた
…………あれ、なんだっけ、
あなた
嘘、絶対なにかあったのに、!
あなた
ッ、思い出せないッ!!なんで、、!!
五 条  悟
五 条 悟
あなた。落ち着いて。
あなた
ッ、!

五条さんの声で、現実に意識が戻る。

あなた
すいません…。
五 条  悟
五 条 悟
いや、大丈夫。
五 条  悟
五 条 悟
ゆっくり思い出していこ
五 条  悟
五 条 悟
僕も仕事があるから、そろそろ行くね
五 条  悟
五 条 悟
また、なにか思い出したら教えてね!

じゃっ!と言いながら医務室を出ていった五条さん。
医務室のベットに、座り、1人で思い出してみる。

"アレ"にはたしかに続きがある。
それは確かだ。
ただ、よく言われるここまでは出てるんだよ…という状況。
分かってはいるのだが、脳まで届いていないように感じ、結局は思い出せない。
あなた
…また今度宿儺さんと会う機会があったら聞こうかな

そう呟き、突然襲ってきた睡魔に身を任せた。



           ピチャッ

手に触れる冷たい感覚。
あれ、これ…、前にもあったような…

両 面  宿 儺
両 面 宿 儺
起きたか。
あなた
ッ、!?宿儺さッ?!
両 面  宿 儺
両 面 宿 儺
フッ、驚いている顔も愛いな。
あなた
(うい?浮い…憂い………愛い…!?)
あなた
う、愛い、!?
両 面  宿 儺
両 面 宿 儺
ところで、小娘。
両 面  宿 儺
両 面 宿 儺
お前


       「どこまで見た?」

さっきも同じような質問をされたな、と思いながらも再び鳥肌がたっていることに気づく。

あなた
(最強って、すごいな。)
あなた
…この間、見たものと同じです。
両 面  宿 儺
両 面 宿 儺
ほう…?
あなた
"記憶にあるものは…。"
両 面  宿 儺
両 面 宿 儺
…、
両 面  宿 儺
両 面 宿 儺
そうか。
両 面  宿 儺
両 面 宿 儺
ヒントをやる。
両 面  宿 儺
両 面 宿 儺
よく聞け。




 「その呪いが解けた時。
     "お前"はかつての力を取り戻すだろう。」





         「"天水音あなた"」

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