翌日の朝 、
いつも通り私は杉並区戦闘部隊に向かう 。
よし 、上手く一定の距離を保ててる ……
この調子で行かないと本当にマズい 。
私は今日一日挙動不審だと思う 。理由は 、
昨夜のキャバクラで接客をしたとある男性の
香水の匂いが中々落ちないからだ 。
だから怪しまれる可能性がかなり高い 。
特に警戒が必要なのは紫苑先輩 。
あの人は息をするように口説いてくるから要注意 。
だから絡まれないように今日の私は ……
折角空気になろうと決意した直後 、
後ろから先輩の声が聞こえた 。
待ってください嘘でしょ
一瞬でバレたんですけど
この人の嗅覚凄すぎないですかね ???
自覚はある 。私は嘘をつくのが下手だ 。
つまり怪しまれた時点でほぼ隠すのは不可能 。
ならば私に残された逃げる方法は ……
私は驚く先輩を置いて 、
叫びながらその場から逃げ出した 。
が 、暫く走っていると声をかけられた 。
聖母こと大我先輩 。
学生時代からドジな私のお世話を
してくれる第2のお母さんだと思ってる (
第2の叫びをあげて 、
私はまた走り出したのであった 。
その後 、結局私は紫苑先輩に捕まったが (
何とか誤魔化すことが出来た 。
キャバ嬢をやっていることは誰にも言えない 。
言ったら理由を聞かれるし 、怖い先輩もいる為
怒られる可能性もある 。だからこの秘密は
墓場まで持っていく …… そう思っていた 。
私はこんな無駄話する暇は今日はない 。
今日はキャバクラに行くと昨日友達に
言ってしまったからだ 。折角なら早く行って
友達と話したい 。
私がそういうと 、先輩2人は目を細める 。
怖いです先輩
実質睨まれてるようなもんですよ
私の気持ちにもなってみてはどうですか
セクハラ男と厳つい男に睨まれてるんですよ
私はありがたく帰らせてもらうことになった 。
その時の私は何とかバレずに過ごしたと思い安心
していたが 、私が帰ったあと紫苑先輩らは ……
______ 昨夜 、キャバクラから出ていく所を
たまたま目撃したのは 並木度 である 。並木度は
すぐに淀川に報告し 、朽森と百鬼に伝えた 。
そして今日の音羽の様子を記録して欲しいと
淀川らは頼み 、音羽は今日一日録音されていた 。
偵察部隊の彼らを騙せることなど音羽は不可能 。
つまり 、全て筒抜けである 。
淀川はそう言うと 、電話を切り 、
何処かへ行った ______
______ To be continued













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。