『じぇのや、…』
JN「ん、っやぁ…、」
俺の可愛いじぇの。
上からの覆い被さって見る景色は正に絶景だった。
メイクをするとキリッとしているのにスッピンだとほわほわしていて本当にギャップがある。
やっと、奥まで入りきった質量にじぇのはヒクヒクと根元の方を締め付けた。
それでさえも愛おしさで胸が苦しむ。
恥ずかしがり屋の君は一向に目を合わせてくれない。まあ、合わせて最終止まれなくなるのは俺の方なんだけど。
『此方向いて?じぇの』
JN「…した、ら、うご…く?」
と弱々しく聞いてくるじぇの。
目を合わせようとした間にじぇのを焦らしていたらしい。ごめんね、そういうつもりじゃなかったんだけど。でも、これはこれでいい。何がとは言わないが。
『勿論、好きなこと沢山してあげる』
そういえば、目を伏せながら正面に顔を向け、ゆっくりと目を合わせた。謂わば、上目遣いになっている。
思わず、ドクン、と血管が脈打った。わからない、と困惑した表情が目に毒だった。
ご褒美というようにさらさらとした髪を優しく撫でる。
『…可愛い』
そして、最初は前立腺目掛けて腰を打ち付けた。浅く、早く。組み敷かれたじぇのはすぐに困ったように眉尻を下げる。待ち望んだ快楽が彼をそうさせた。
JN「ぁ、あっ…あ、ひょ、ん…っ」
骨格に筋肉も相まって平均男性より細いウエスト。真っ白で動く度に畝って、ナカを締める。じぇのは何もかもエロすぎる。
筋肉で引き締まった体も可愛らしい顔、声、性格もそれら全てが俺を昂らせて喜ばせる。
『んはぁ…笑っ、可愛すぎん、だろっ』
JN「ぃ…っあ、ぁ゛、~~~っ、はっ、゛」
本当に笑いが溢れるほど愛おしい。
そろそろ絶頂に近付いてきたじぇのは無意識のうちに逃げようと脚を閉じる。その脚を開いて自身の胴を間に滑り込ませれば一層、喘ぎ声を上げるじぇの。
JN「ひぅ…っ、ひょ、~~~っ、゛…ぃ、く、イくッ゛」
喘ぎ声が息詰まった瞬間、グッとナカに圧が掛かった。余計に射精感が煽られ、顔が歪む。
ギュッと目を瞑ったじぇのが愛おしくて仕方が無い。強調された長い睫毛、熱で染まった綺麗な唇、高い鼻、泣きぼくろ、全てが魅力的で抑えきれなくなったこの愛おしさをハグで発散した。
すると、まだ絶頂途中のじぇのが先程よりも激しく腰を震わせる。
JN「ゃ、やあ…っ゛じぇ、ひょにッ、ひょ…っ゛」
『じぇのや、後ちょっとだけ付き合って…っ』
そうして、さっきとは違う、奥まで差し込むような角度に変えた。先程より中に余裕ができたからか、水音が顕著に聞こえる。
下から抉るようにゆっくりと強く。ゴンッと鳴りそうな快楽のあまり、じぇのは睫毛を濡らしている。
初めて体を重ねた日から漸く、声を出してくれるようになったとあの時の記憶が脳裏を掠めた。
愛おしいの具現化はまさにじぇのだ。
熱い吐息が二人を扇情的にする。
『は、ァっ…、じぇ、のっ、』
突く度に雪のように白い手がどうしようもなく俺の腕を掴む。
脚を抱えていた片手を胸に移して、包み込むように揉みしだいた。柔らかい。ボディクリームも塗っているようで肌触りが良すぎる。
ある時、何のボディクリーム使ってるのかと聞いたことがあった。じぇのは嬉しかったのかその容器を持ってきて俺に見せてくれた。
で、見せてきたのは
よく赤ちゃんに使うようなもの。
無邪気にひょんも使うかなんて聞かれたら、もうキスするしかなかった。
彼には自覚してもらいたい程だ。
信じられないような可愛さ。
そんな彼と深く、舌を絡ませて最後に最奥に果てた。
溜まっていた白濁がじぇのに注がれる。
首を仰け反らせて、ビクビクと体が暴れる。無意識に口が開いて舌が見えた。沢山、感じてくれたんだね。
JN「ぅ…ッ゛、はぁ…、ぁ、は…ぁッ゛」
吐息が震えて、掴んでいた手の力が抜けていく。それに少し惜しさを感じながらも寝てしまう前にお風呂場へ抱き上げて向かった。
そして、脱衣所で鼻先に唇を当て、リップ音が響くと夢うつつのじぇのがふへへ、と力無く笑った。
俺だけのサモエド。
可愛いでしょ?
end
じぇの受け書けるようになりました( ◜ᴗ◝. )♡
じぇひょんは特別出演です
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。