夜
月が輝いている時…ふと目を覚ました
隣にはあの黒髪の男の子が眠っていた
その時あの後泣き疲れて眠ったのを思い出した
起こさないよう足音や気配を消し
日輪刀を持ち廊下に出た
昼間とは違い月光によりまた違った雰囲気がある
愛刀と共に縁側に座ってしばらく月を眺めていると
左から声をかけられた
声のした方へ目を向けると
全体的に青く瞳に月を添えた美青年がいた
返事をせずただひたすらじっと、見ていると
いつの間にか隣に座っていた
少し話しただけだったが
あなたと青い人は静かに月を見ていると
また来た
三日月というのはこの美青年のことのようだ
それにしても
白いな
少しの間鶴丸国永を見つめ
視線を月に戻した
横からの視線は多かったが一々相手になんてしたくなかった
なんで鬼殺隊のことを知って…その事を知ってるのはあの黒髪の子と襖の外で聞いていた玄弥にそっくりな声をしてた人しか知らないはずなのに
この血のおかげで助かったこともあれば
助けられなかったこともあったな
でも鬼はもう居ない
もう…日輪刀を振るうことはないはずだったのに
鬼舞辻無惨が生きながらえたままだったらより多くの死者が出ていたことになる
私や炭治郎達、師範
そのほか多くの一般市民を巻き込んでしまっていたのかもしれない
誘いを断り縁側から経つと先程の部屋へ戻って行った
襖を少し開け素早く中へはいる
壁を背もたれとし刀を腕に抱き込んで眠りについた
あぁ…朝が早く訪れて欲しいな














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。