第83話

戦いの終わり
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2024/05/19 11:54 更新
【グルッペンside】
この国のほとんどの計画を根絶やしにする事に成功した
いろいろとあったが、作戦は上手くいった
そしてたった今、部下によってこの国のボスが消された
……自分の目の前で
インカムから無線が入る
「機会の動きが全て止まった」と
どうやら、奴の心臓の動きそのものが動力源だったらしい
これで国の脅威は去った
去ったはずだが……
(なまえ:名前)
あなたの名前
ガルルル……
グルッぺン
……
鋭い視線でこちらを覗き込む獣が1匹……
グルッぺン
(どうしたものか…)
「不用意に近づけば死ぬ」
直感がそう言っている
かといってここで見放す訳にもいかない
戦うしかないのか…いや……
グルッぺン
よお、その姿で会うのは初めてだな
腕を組み、壁にもたれ掛かりながら話しかけた
おそらく、あの姿には限界がある
時を待つのが最善だろう
???
ちょっと〜ダメだっておじさん
グルッぺン
?!
グルッぺン
誰だ?!
???
あっはは!
上から誰かが降ってくる
狐の面を被った、見慣れない男だった
狐面の青年
あーあ、せっかくいい所だったのに…
狐面の青年
ま、いいや!
おじさんにはまだこの子を守って貰わなきゃだし
グルッぺン
……なんだと?
狐面の青年
なんでもないよーこっちの話
(なまえ:名前)
あなたの名前
?!?!
あなたの名前も警戒している
狐面の青年
今日は特別!
そう言った途端、男はあなたの名前の背後に回り込み何かを吹き込む
瞬きをする一瞬だった
その後程なく、あなたの名前がゆっくりと倒れた
狐面の青年
あー、安心して!
気を失ってるだけだから
「また会えるといいね」そう言って男は消えた
暫く唖然とした後、空を見上げた
膜が晴れた空は満月のよく見える綺麗な星空だった
どっと疲れが押し寄せる
おそらく、体力を温存させる能力が切れたからだろう
何日城を留守にした?
時間感覚の麻痺が激しい
タッタッタッ…
こんな状況にも関わらず、勢いよく階段をかけ上る足音が2つ…
ゾム
グルッペン!!無事か?!
ショッピ
ちょっとゾムさん速いって!!
グルッぺン
やっぱりお前らか……
ショッピ
なんか急に機会の動きが止まって……ってなんじゃこりゃあ!!
ゾム
うっ……これは中々やな…
辺りに散らばる血しぶきを見て2人が悶絶する
グルッぺン
見ての通り、全て終わったさ
グルッぺン
あいつを頼むぞ、俺はもう帰る
ショッピ
えぇ?!ちょっと?!
帰ったら報告書に請求に後処理に……思ったよりやる事が多いな…
よし、全部トントンに任せよう
というか今から帰るの面倒くさすぎるな
とりあえず今日のところはここで過ごすか
そう思いながらインカムに手をかけた
To Be Continued……
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