クロウリー「___________えっ、!?本当に魔法石を探しにドワーフ鉱山へ行ったんですか?」
あなた「へっ?」
魔法石を届けるため、学園長室へと足を運んだ私たちだったが、学園長の言葉にみんな頭を傾げる。
クロウリー「いやぁ、まさか本当に行くなんて……それに、魔法石を持って帰ってくるなんて思ってもいませんでした。」
あなた「もしかして、手続き進めてたとか……」
クロウリー「その、もしかしてです。」
グリム「んがっ!なんて野郎なんだゾ!オレ様たちがとんでもねーバケモノと戦ってる時に!」
今にも暴走しそうなグリムを取り押さえたデュースは、口を開いて淡々と起きた出来事を話し始めた。
クロウリー「________________ほほぅ。炭鉱に住みついた謎のモンスター。それを4人で協力して倒し、魔法石を手に入れて学園に戻ってきたと?」
エース「や、協力したっつーか……」
デュース「たまたま目的が一致したというか……」
あなた「協力しましたぁ!」
突然みんなの視線が私に注目する。
えっ?私何かしたっけ……?
クロウリー「お、おぉぉおお……お〜〜〜〜〜〜ん!!この私が学園長を務めて早ン10年……。NRC生同士が手と手を取り合って敵に向かい打ち勝つ日が来るなんて!」
な、泣いてる……
そんなにこの学校は不仲で溢れてるのか………?
デュース「んなっ?!僕はこいつと手なんか繋いでません!」
エース「オレだってヤダよ気持ちわりーな!つーか、学園長歳いくつ?!」
エースの問いをガン無視するように、学園長は話を続けた。
ガン無視されたエースは口をプクーっと膨らませている。
ふ、子供か。
クロウリー「私は今、猛烈に感動しています!今回の件で確信しました。………あなたくん。」
あなた「はっ、はい。」
突然名前を呼ばれ、姿勢が整う。
クロウリー「あなたには間違いなく猛獣使い的才能がある!」
あなた「…………あ、はい………」
猛獣使い、とは?えっ?あんまり嬉しくない……
クロウリー「NRC生は優秀がゆえに、プライドが高く、我も強く、他者と協力しようという考えを微塵も持たない個人主義かつ自己中心的なものが多い。」
グリム「ほとんどいいこと言ってねんだゾ。」
あなた「…………。」
クロウリー「あなたは魔法が使えない。ですがおそらく、使えないからこそ、魔法を使えるもの同士をこうして協力させることが出来た。きっとあなたのような平々凡々な普通の人間こそがこの学園には必要だったのです!」
あなた「平々凡々……普通の人間………。」
エース「全然いいこと言ってなくね!?」
自分は天才だとは思ってなかったけど、そんなに普通を強調されるのも苦痛だな。
とりあえず無になろ……
クロウリー「あなたは間違いなく、この学園の未来に必要な人材となるでしょう。トラッポラくん、スペードくん。2人の退学を免除するとともに____________」
あなた「…………。」
クロウリー「あなたくん。あなたにナイトレイブンカレッジの生徒として学園に通う資格を与えます!」
あなた「…………えっ。」
デュース「おおっ!これからはクラスメイトだな!」
生徒………。
あなた「魔法が使えないのにいいんですか、?」
クロウリー「ええ。なんせ私、とびきり優しいので。」
通って、いいんだ。
みんなと一緒に。
あなた「や、やったあぁぁぁぁぁぁあああ!!」
𝑻𝒐 𝑩𝒆 𝑪𝒐𝒏𝒕𝒊𝒏𝒖𝒆𝒅...












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!