第24話

24:変 ー『白蝶の野原』編.1ー
390
2023/09/22 13:00 更新
ー公園ー
ほとけ
ほとけ
わあぁ!凄い広いね!綺麗だね!
 ども、ほとけです!いむくんって呼んでね!
白黒組
白黒組
そうやなぁ
 元気がないしょうちゃんと、しょうちゃんとよく一緒にいるアニキと、僕の、 ショートケーキ組ほとけ・しょう・ゆうすけ でピクニック!
 これで、しょうちゃんが元気になってくれたらいいな。
ほとけ
ほとけ
あ、あっちに野原があるって!
ほとけ
ほとけ
お花とか咲いてて綺麗ですって、案内板に書いてあるよ
ゆうすけ
ゆうすけ
ほんまやなぁ
しょう
しょう
てか、いむくんって地図とか読めたんやなw
ほとけ
ほとけ
失礼な!僕だって読めます~!
 僕を何だと思ってんのw
ー野原ー
ほとけ
ほとけ
綺麗だねぇ!✨
白黒組
白黒組
おん、……
 
    広がる青い空。
 緑色の草原。
       色とりどりの花。
  花の上を舞う蝶。
 
 凄く綺麗な景色だった。
しょう
しょう
白い蝶が多いな
ゆうすけ
ゆうすけ
花は、薄紫のもんがほとんどやで。……いろんなあるけど
ほとけ
ほとけ
しょうちゃんカラーだね!
白黒組
白黒組
まぁ、確かにw
ほとけ
ほとけ
よし、まずは何する~?
ほとけ
ほとけ
あ、走る?
ゆうすけ
ゆうすけ
ぶらぶら歩くんもええかもなw
しょう
しょう
そうやな。最初はのんびり行こうや
ほとけ
ほとけ
りょーかいですっ!w
白黒組
白黒組
www
ゆうすけ
ゆうすけ
やっぱ綺麗やなぁ……
ほとけ
ほとけ
ね~!
しょう
しょう
久しぶりやわ、こんなのんびりとした時間過ごすの
ほとけ
ほとけ
まぁ、いろいろあったからね~
ゆうすけ
ゆうすけ
ほとけが言えることちゃうやろw
ほとけ
ほとけ
えへへっw
しょう
しょう
……あ
ゆうすけ
ゆうすけ
ん?どしたん、しょう
しょう
しょう
あ、いや、えっと、……何でもない
ほとけ
ほとけ
……そんな事、ないよね?
しょう
しょう
え、?
ゆうすけ
ゆうすけ
ちょ、ほとけっ
ほとけ
ほとけ
しょうちゃん、最近元気ないじゃん。どうしたの?
ほとけ
ほとけ
なんかあったんでしょ?話してよ
しょう
しょう
……
ゆうすけ
ゆうすけ
……ほとけ、落ち着きぃや
ほとけ
ほとけ
……ごめん。無理に話してとは言わない。……けど
ほとけ
ほとけ
相方がずっと暗い顔しててさ。気になるじゃん。心配するじゃん
ほとけ
ほとけ
……頼って。お願いだから
白黒組
白黒組
……
 言い過ぎたかな、……?
 でも、今言ったことは、全部本当。僕の、本当の気持ちだから。

 しょうちゃんに、伝わってほしい。
しょう
しょう
……僕も、ごめん
ゆうすけ
ゆうすけ
しょう、……
ほとけ
ほとけ
僕のほうこそ、……言い過ぎた
しょう
しょう
ううん、言わんかった僕が悪いから、ええねん
ゆうすけ
ゆうすけ
そんなこt
しょう
しょう
僕には、兄がおった・・・
 お兄さんが、……『おった』、?
ほとけ
ほとけ
今は、いないの、……?
しょう
しょう
……一緒やねん
ゆうすけ
ゆうすけ
一緒?
しょう
しょう
りうちゃんと、いむくんと、一緒なんよ
 『一緒』って、何が……?
しょう
しょう
ある時突然、珠羽しゅう兄は消えた
 『珠羽兄』って事は、……白兎はくと 珠羽しゅうさん?
しょう
しょう
それからは、行方不明。連絡も取れんし、今生きとるんかもわからん状態
ほとけ
ほとけ
……ほんとだ、まったく一緒
ゆうすけ
ゆうすけ
俺にはよぅわからんけど、……会えたらええな
しょう
しょう
おん、……
 
 ブワッ
 
白黒組
白黒組
え、?
ほとけ
ほとけ
な、何?どしt……え、?
 足元で綺麗に咲いていた薄紫色の花々と、その上を舞っていた無数の白蝶。

 花々が渦を巻いて舞い上がり、流れるようにして白蝶も舞う。
ほとけ
ほとけ
な、何が起きて……ふぁ!?
しょう
しょう
いむくん、!?……あ、ゆ、悠くん、!助けて!
ゆうすけ
ゆうすけ
ま、待っときぃ!今助けるから!
 その『花々と無数の白蝶の渦』は、僕の足元としょうちゃんの足元から起きていて、二人をそのまま包み込む。
 どんどん視界が白く、薄紫色に染まっていって、……緑色の草原や青い空は見えなくなった。

 もちろん、しょうちゃんとアニキも。
ほとけ
ほとけ
しょ、しょちゃ、!アニキ、!
しょう
しょう
ーーーーいむくん!?ーーー悠くんーーーーーいむくんが、!
ゆうすけ
ゆうすけ
ーーーほとけ!?ーーーー待っとけーーーーー今行くから、!
 (※ 読者の皆様にだけ見える会話です。いむくんには聞こえておりません。)
ほとけ
ほとけ
っ……!
 駄目だ、聞こえない!

 ってことは、多分二人も聞こえてないよね!?
ほとけ
ほとけ
しょちゃ、!アニ、!
 あぁ、駄目だ。自分の声も聞こえないっ!
しょう
しょう
ーーーーいむくんーーー悠くんーーーーーーーーー僕のことはええからーーーーーいむくんを、……!
ゆうすけ
ゆうすけ
ーーでもーーーーそしたらーーーーしょうが、……!
しょう
しょう
ーーーーええから、!
 あ、駄目……!

 意識がっ……!
ほとけ
ほとけ
しょ、ちゃ、!
しょう
しょう
い、む…くん、!
 最後だけ、しょうちゃんが『いむくん』って呼んでくれたのだけが、聞こえた。
ゆうすけ
ゆうすけ
は、……え、?
 ほとけとしょうが急に花々と無数の白蝶の渦に呑まれ、俺が一瞬瞬きをした時には、もう2人ともいなかった。
ゆうすけ
ゆうすけ
しょ、しょう、……?
ゆうすけ
ゆうすけ
ほとけ、……?
 呼んでも、返事はない。
 3人で、公園にピクニックにきていただけなのに。

 どうして、こんなことが起こるのだろうか。
ゆうすけ
ゆうすけ
……ん?
ゆうすけ
ゆうすけ
この状態って……しょうが言っとったみたいやな、……
 ほとけが2回、しょうの目の前で急に姿を消したことがあった。

 「急に奇妙なことが起こって、次見た時にはいむくんはおらんかってん」

 しょうは、そう言ってたことがあったか。
 とりあえず、……荷物まとめて、ないふに連絡やな、……。
ゆうすけ
ゆうすけ
しょう~?ほとけ~?
 その後も、何度も呼んでみたが、返事が返ってくることはなかった。

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