深澤side



コンサートの通しを全て終わった



皆が疲れて床に座り込む




翔｢あぁ。もう無理…｣


舘｢はぁ…はぁ…きつッ…｣



でも、あなただけは違う



あなた｢大丈夫？はい！水！｣



皆にペットボトルの水を配る


康｢あなたさんいいですよ！僕が配ります！｣



そう言って立つ康二を見て


あなた｢大丈夫だよ！座ってて！｣


そう言って康二に笑いかける




あなた｢あっ…ふっか！お疲れ様！｣



そう言って俺に水を渡す


『お疲れ様！』


あなた｢疲れたねぇ〜｣



そう言って俺の隣に座ってくる



俺とあなたが一緒に喋ってると
目黒がこっち向かって歩いてきた



蓮｢ねぇ…あなた…｣



えっ！あなた！
いつからそんな関係に…


あなた｢ん？｣


あなたは何も無かったかのように返事をする。



いつ呼び捨てにしていい関係になった…
俺が知らないとこで…
あなたと目黒の距離が縮まってる



蓮｢今日夜ご飯食べに行かない？｣



そう言ってあなたに微笑みかける



あなた｢うん！いいよ！｣


その微笑みにあなたも微笑み返す



俺はその風景をただ呆然と見守ることしか出来なかった



照｢取られるぞ…｣



さっきまでラウール達と話してた
照がいつの間にか隣に居て

皆に聞こえないように言う



照｢このままだと目黒に取られちゃうよ？｣



『…ッそんなんじゃないし…』


俺が強がって言うと


照｢はぁ…｣


照は大きなため息をつく




照｢ねぇ！ふっかも行きたいって！｣


『ちょっ！やめろよ！』

照が目黒とあなたに向かってそう言うと


2人は俺たちの方を見る



あなた｢うん！行こう！｣



あなた｢あっ！でも…ふっか今日車だから呑めないよ？｣



と俺の事を心配しながら言う



照｢ふっかはそんなの全然気にしない！なっ！ふっか！｣


そう言って俺の肩に手を回す


蓮｢なら、康二も誘っていいですか？｣


と俺に聞いてくる。


目黒絶対に2人で行きたかっただろ…


『俺は全然大丈夫…』


蓮｢じゃ！俺誘って来ます！｣


って嬉しそうに言う目黒


なんて良い奴なんだ…



あなた｢ふふっ、楽しみだね♪｣


俺の方を見て嬉しそうに言う


『あぁ！楽しみだな！』


そんなあなたに俺も笑って答えると



照が俺の方を見てニヤって笑う


♪〜♪〜



そして俺の携帯が鳴る

照からのL○NE

俺がそう送ると照は携帯を見て
満足気な顔をして
またラウール達のところに行った





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