そこにいたのは"あの少年"だった
俺の夢の中に現れ、先ほど
「僕が力になってあげるよ」と
言っていた子だった
くまがある……あの子………
あ〜?来たんだぁ〜?
その子はこちらに気がつくとゆっくりと首を動かし、
狂気の笑顔でこちらに語りかけた
はぁっ!?あんなやつ、
入学式にいたか!?
ふなっ!?
あいつ、炎が手の中にあるんだゾ!
そうグリムが指差すと確かに手の中で炎がボウボウと
燃え上がっていた
どうやら主犯格はあの子のようだ
な、何で……こんなこと……!
…………気づいて、欲しかったんだ
あの子は寂しそうに優しく笑った
俺は胸が締め付けられるような感覚に陥った
ちっ!こんなん風の魔法で……!
風の魔法で炎を払いのけ、道ができた
ほら!早く来い!
!
ありがとう!
デュースはエースの手を取り、脱出した
ふふ……逃がさないよ!
そう言うと、後ろで開いてた扉が勢いよく閉まった
耳をすますと、かすかに先生や生徒の声が聞こえる
全員、丸焼きにしてあげるから!!
さらに炎は勢いよく燃え上がった
うわっ…!これ、マジで死ぬ……!
何かないのか……!
ふなあ〜!!
ボウッ!
馬鹿っ!!炎に炎足してどうすんだ!
お前らがやんねぇなら
オレ様が手柄を取ってやるんだゾ!
はぁっ!?ふっざけんな!!
俺が先にとってやらあ!
そう言って2人は炎の中に突進していった
あっ!おい!
あいつら、死ぬ気なのか!?
ぐっ……!
ふなぁ……
お前ら!考えもなしに突進するな!
でも、どうすれば……
み、みんなで協力するんだよ!
はぁっ!?
ふなっ!?
無理無理無理!!
何でこんな鈍臭い奴らと……!
なっ!?お前、
いい奴だと思ってたのに……
オレ様もなんだゾ!
……………やめろ!!お前ら!!!
うっ……な、何だよ、
急に大声出して……
ここにずっと長居してたら
俺たちの命も危ない!
だから最速で終わらせる!
そのためにも!みんなで協力するんだ!
ウェルド!
はい、ここに
ウェルド、みんなをサポートして
ウェルドが本気出すと
またぶっ倒れちゃうから
あくまでサポートとして!
わかりました
ではそこのお三方、お耳を……
……分かった
任せろなんだゾ!
………よし!それじゃあやりますか!
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