第132話

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2023/03/05 03:23
江口 天丞
…センパイ、
俺は宇宙で1番大好きな人の名前を呼んで、彼の白い頬をなぞった。
西山 創琉
…ん、なんだよ
江口 天丞
キス、したい
なんて言いながら、もう俺の唇はセンパイの唇に触れていた。
センパイは可愛い吐息を漏らして、俺の頭を掴んだ。
西山 創琉
…っ、ん…ッ、ん…ふ、
西山 創琉
…ッ゛、?!…っ、んん゛…
江口 天丞
は…っ、かわいい
西山 創琉
そんなキスすんなよ…っ、変になる…
江口 天丞
〜〜〜ッ!!!!勃…ッ
西山 創琉
…てんすけ、つづき…
江口 天丞
待って無理!!!!!!!!!!!!
西山 創琉
…………は、?
江口 天丞
…だって、1回えっちなことしたら
えっちしたくなっちゃうんですもん…!
…センパイは、キョトンとした顔をしていた。
今の今まで決意を決めていた俺から飛び出た言葉が拒否だったからだろうか。
江口 天丞
…センパイ、…
西山 創琉
……分かった、お前の気持ちは尊重する
西山 創琉
けど、それどうすんの?
センパイは勃った俺のモノを指さしながらニヤリと笑った。
江口 天丞
トイレ、お借りします…
西山 創琉
ってことがあって…
武房 卓弥
ふ〜ん、
俺、武房卓弥はそんな話を創琉から聞いていた。
そんな昼休み。

宇野から突然メッセージがあって、俺は席を立った。
武房 卓弥
ごめん、宇野から呼ばれた
西山 創琉
あ〜、なるほど。 
すみません、話聞いてもらっちゃって
武房 卓弥
平気。寧ろお前たちがそんな
スローペースで進んでんのが吃驚だった
西山 創琉
も〜…。…んじゃ、また
武房 卓弥
ん、
今日は金曜日____。もしかしたらもしかするかもしれない。

部屋は一応綺麗にしておいたし、もし突然来るってなっても平気で…。

と思考回路を張り巡らせながら宇野が居るという場所へ向かう。
武房 卓弥
宇野、どうした?
宇野 和
卓ちゃん。ごめん呼び出して
武房 卓弥
いや…。今夜、その…
と俺がしどろもどろしていると、宇野はその場から動かずに俺の目をただ真っ直ぐに見てこう言った。
宇野 和
…ごめん、あのね
武房 卓弥
…んだよ
宇野 和
…変な話、だけど
宇野の目が泳いでいる。こんなになっている宇野はなかなか見たことがない。
宇野 和
…卓ちゃんって、俺の事抱ける?
武房 卓弥
…………は?
武房 卓弥
んでだよ、急に
宇野 和
いや…理由は言えないんだけど…
武房 卓弥
なんで言えねーの、
武房 卓弥
……抱きたいって言われたのかよ、
他の男に
宇野 和
卓ちゃんがそう思うならそうなんじゃない、俺からは言いたくない
宇野から突然厳しい言葉が飛んできて、俺はその圧力に圧倒された。
武房 卓弥
…俺は、お前のこと抱けるよ
宇野 和
…なんで?
武房 卓弥
は?好きだから、だけど
宇野 和
やっぱそうだよね。
ごめん、ありがとう
武房 卓弥
はァ〜?!!何お前!急に聞いて
自己完結かよ?!!!
宇野 和
そうだけど。
…んじゃ、午後も頑張ろうね
宇野は何故かそう冷たく返してから、そこから離れて行った。
ぬし
ぬし
宇野…おいお前…俺の卓弥怒らすんじゃねぇよ…………………(武房卓弥推し)
ぬし
ぬし
お久しぶりです…(大遅刻)
ぬし
ぬし
1ヶ月ぶりとかですかね、ハイ

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