💛「あれ?太智、先帰ったんじゃなかったの?」
🤍「どうしたの?忘れ物?」
💙「忘れ物しただけや」
💛「塩さんドジだね〜」
できるだけいつも通り絡もうと思って肩を組もうとすると、腕をばしっと叩かれてすごい速さで拒否られる。
💙「触んなや」
いつも元気でムードメーカーな太智に冷たくされるとヘコむな。普通に痛いし。
🤍「あー、じんちゃん俺先に帰るわ」
💛「えっ!柔太朗、待って」
🤍「じゃあね〜」
柔太朗なんで帰るんだよ。こんな不機嫌な太智と二人にするなって。
💛「あは、じゃあ俺もお先に…」
💙「仁人、僕のこともうどうでもええんやろ」
💛「はぁ?」
帰ろうとした瞬間、太智が俺の袖を引っ張る。さっき触んなって言ってたのに、なんなんだよ。
💙「最近僕に対して冷たいし、佐野さんと柔太朗とはイチャイチャするし、舜太には激甘やし。どうせ僕なんてケバブとか食べ物あげればええと思ってるんやろ。このいじわるリーダーめ」
それは……いや、そんなことは……。
(正直ちょっと思ってます。すみません)
💙「前はもっと、僕だけが特別やったのに。仁人もめっちゃ僕にデレデレやったのに」
いや、それは記憶捏造してないか?
💙「今の仁人は嫌いや。前の仁人の方が好きやった」
💛「太智、もう帰ろうよ」
💙「ほらそうやってすぐ僕との会話終わらせようとする」
💛「いいから帰るよ。もう下に車呼んであるから」
拗ねたまま下を向く太智の腕を掴んで歩く。いつもならうるさいくらいなのに今日は無言だ。
💛「あのさ太智。俺は明るい所と元気な所、あと意外としっかりしてる所、そういうギャップが好き。見てて飽きないし、一緒にいると楽しい」
💛「怒ってる時はちゃんと怖いし、でも笑うと一気に柔らかくなるとこも好き」
💛「俺は太智のこと今も昔もめっちゃ好きだよ。昔からずっと好き。何より太智の顔が好き。めっちゃ好みなんだ」
歩きながらできるだけ顔を見せないように言う。ちゃんと聞いてるのかは分からないけど。
💙「……そんなに僕のこと好きなん?」
少し顔を赤らめた太智が聞いてくる。
💛「うん、好き。何年も一緒にいるけどいつも思うよ。太智の顔も性格も含めて太智のことが好き」
💙「仁人そんなに僕のこと好きなんや〜」
💙「僕も仁人の顔好きやで。めっちゃ好きやから他の人見いひんでほしいし、僕だけ見ててほしい」
💙「体力なくておじいちゃんな所といつもラジオのことばっか考えてるとこも好きやで!」
💛「お前いじってんだろ」
💙「あ、バレた?笑」
💛「なんだ、機嫌直ったのかよ」
💙「まぁな。こんな熱烈なラブコール聞いたらご機嫌にもなるわ」
さっきまでとは別人みたいにご機嫌な太智。やっぱり太智はかわいいなと思う。
💙「なー、車の中でもっと僕の好きなとこ聞かせて。もっと仁人に僕のことたくさん考えてほしい」
💛「えー、まだあるかな(笑)」
💙「あるやろ!何年の付き合いやと思ってんねん!」
車に乗ると、太智が俺の肩に頭を寄せてくる。完全に甘えん坊モードで、すごくかわいい。
💙「ほらー、早く好きなとこいっぱい言って」
💛「太智の家に着くまでな」
💙「えー!足りひんてそんなん!」
💙「じゃあ次の仁人の休み、僕の好きなとこまた聞かせて」
💛「えー、休みの日に太智と過ごすのか」
💙「ええやん、たまには。ほらかわいい太智くんやで」
頭ぐりぐりすんな。
💛「わかったよ。じゃあそれまでに太智の好きなとこまとめとく」
そう言って太智の頭を撫でる。
💙「あは!絶対やで」
うん、太智が喜ぶならいいよ。
ご機嫌でかわいい塩さんと別れた後、家に帰る。
ベッドに倒れ込んで、そのまま寝ようとした時、ふと気づく。
💛「あれ?俺、色んなメンバーと休みの日の約束してない?」
……まぁいっか。
💛「大丈夫かー。寝よ寝よ」












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。