第3話

こんな恋は二度とない 第3体育館組
159
2024/03/19 03:21 更新


黒尾鉄朗
なるべく横っ飛びすんな、!
黒尾鉄朗
ちゃんと止まって上に飛べ!!
月島蛍
ハイっ、




黒尾鉄朗
ツッキーさぁ、
黒尾鉄朗
こう、身長が高いんだからさ
もっと威圧感与えなきゃ
月島蛍
……威圧感ってなんですか、?
黒尾鉄朗
いやもう、こうさ
黒尾鉄朗
手の先まで力込めて
黒尾鉄朗
ここは絶対通さねぇぞ、って
月島蛍
……、
月島蛍
黒尾さんあの____


ボクが言いかけた時


奥から木兎さんが叫びながら走ってきた


木兎光太郎
黒尾ー!!ツッキー!!!
木兎光太郎
ブロック飛んでくれー!!
赤葦京治
木兎さん、落ち着いてください
赤葦京治
何か2人で話してたでしょう、
木兎光太郎
そうなのか、!!?黒尾
黒尾鉄朗
ツッキーなんか言いかけてたけど
大丈夫か、?
月島蛍
大丈夫デス、
黒尾鉄朗
……、そっか
赤葦京治
……、
黒尾鉄朗
なら容赦しないぜ、木兎
木兎光太郎
俺だってしないからな!!?


2人、肩を並べてコートに戻っていった


今は春高本戦前最後の合宿 いつも通り第3体育館に


集まって自主練をしている


ボクが壁に寄りかかりながら座っていると


横に赤葦さんが座った


赤葦京治
月島、少し大丈夫?
月島蛍
あ、ハイ、


木兎光太郎
2人ー、早く来いよー!!
赤葦京治
すみません木兎さん、
少し待っててください
木兎光太郎
……、赤葦あかーしの頼みだ、
しゃーねーな
黒尾鉄朗
頼みだったか?今の
木兎光太郎
ちいせぇこと気にすんな!!


そんなやり取りを見つめていると


赤葦京治
月島さ、黒尾さんのこと好きでしょ?
月島蛍
……はッ、!!?///
赤葦京治
あ、図星だった?


赤葦さんのその一言にボクの顔は


一気に赤くなった


月島蛍
ず、図星なわけないデス…、///
赤葦京治
じゃあなんで照れてるのよ、
しかも動揺しすぎ、
赤葦京治
あといっつも黒尾さんを
目で追いすぎ、
月島蛍
うっ……、

赤葦京治
そんな隠すことかな……、
月島蛍
バレたら気持ち悪いって
思われるに決まってるデショ、
月島蛍
ぁ、
赤葦京治
いいよ、敬語とか
俺も好きじゃないし、
月島蛍
……ハイ、


「 それで気持ち悪いって思われるか、
  だったよね? 」


と再確認してきたから小さく頷いた


赤葦京治
それは本人に
聞かなきゃ分からないよ、
月島蛍
…で、でも男からなんて
赤葦京治
俺もさ、木兎さんが
1年生の頃から好きだったんだよね
赤葦京治
それでも月島と同じ思考になって
諦めてたら
赤葦京治
木兎さん  あの人から言ってくれたんだよ










木兎光太郎
「 赤葦、何か隠してるよね、 」
赤葦京治
「 特にありませんよ、 」
木兎光太郎
「 絶対嘘だ!! 」
赤葦京治
「 ……じゃあ、隠してると思う
  根拠はなんですか、? 」
木兎光太郎
「 赤葦が俺ばっか見てる!! 」
赤葦京治
「 !!? 」



赤葦京治
あの時はほんとに無意識だった
赤葦京治
気づかないくらい虜に
なってたみたいでさ
赤葦京治
もうバレてるもんだと思って
話したんだ、


赤葦京治
「 ぼ、木兎さん……、 」
赤葦京治
「 俺、木兎さんのことが…、 」
赤葦京治
「 好きです……、! 」
木兎光太郎
「 え、俺のコトが……? 」
赤葦京治
「 え……、? 」


赤葦京治
あの人は気付いてたわけじゃなかった
赤葦京治
もう終わったって思ったよね、



赤葦京治
「 ( もう無理だ…っ、 ) 」


思わず目を閉じた 振られる覚悟で


木兎光太郎
「 赤葦、 」
赤葦京治
「 は、はい、 」


木兎さんの珍しい真面目なトーンに


驚きながら、目を開くと満面の笑顔の木兎さんが


居た


木兎光太郎
「 俺、超嬉しい!! 」
木兎光太郎
「 俺もお前のコトが大好き! 」
木兎光太郎
「 こんな不甲斐ないし、頼りない主将
  でもよければお願いします、! 」


そう言って手を広げて いかにも胸に飛び込んでこい


と言わんばかりの顔をしていた


俺は駆け足で飛び込んだ



赤葦京治
「 気持ち悪いとか
  思わないんですか、っ、」
木兎光太郎
「 思うわけないだろ、!
  なんなら俺もヒヤヒヤ
  してたんだからな!」



月島蛍
木兎さんらしい、


「 でしょ、 」と言いながら優しく微笑んだ


そしてその顔を目の前のコートでラリーをしている


2人に移す


赤葦京治
だから気持ち悪いとかは月島が
決めることじゃないよ、
赤葦京治
今日とか、この合宿中は
無理でも伝えた方がラクになるよ、
月島蛍
……、


ボクがその言葉を受け取り


考え言葉を発そうとしたとき


黒尾鉄朗
お二人さん早くいらっしゃい

そう呼ばれた


しかも黒尾さんはボクの方を見ながら


月島蛍
すみません、今行きます
黒尾鉄朗
ツッキーはこっちチームな、





赤葦京治
あからさまに
喜びすぎじゃない?笑
月島蛍
少し黙っててください……///




𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝こんな恋は二度とない ~完~



プリ小説オーディオドラマ