と云うのが今から約一時間前の出来事で、、、
お腹空いたなー
昨日から何も食べて無いや
此処は港の一角
今日の夜に、ポートマフィアに武器を横流しして居るヴィラン集団が此処へやって来るとの事だから、
現在、倉庫裏で張り込み中なのだ
探偵社の調べに寄ると、正確な時間は決まっていないらしい
だが、場所は決まって居ると云って居たので（敦が）
まあ良かった（？）
緑谷が指を指す方には、ヴィラン集団のものと思われる船が遠くから近づいてきて居る
よく見てみると、矢張り調査資料で見た写真のものと合致して居る
人に気づかれにくくする為か、船のライトは余りついて居ない
だが、何か変だ
船からは異常な程の呪力が感じられる
船が近付いて来るのに比例して、呪力が段々と強く感じられる様になって来た
不審に思い乍らも拳銃を取り出して身構える
此れは、まるで宿儺の指の様な、、、
、、、、、宿儺の指？
船が着いた
と同時に、私達は船に向かって、倉庫の影から一斉に飛び出した
恐らく火薬が大量に有る筈だから
もし火が起こっても、火の廻りを出来るだけ抑える為に
私は湿った夏の空間を創り出した
その中を私達は其々走り抜けて行く
緑谷達は主にヴィラン達の制圧
博は違法取引の重要人物と思われる奴等の拘束
私は────
ﾄﾞｺﾞｯ！！
ﾊﾟｧﾝ！！ﾊﾟｧﾝ！！
近づいて来た敵達を薙ぎ倒し、拳銃で脚を撃った
術式で朱雀と白澤を呼び出し
目の前にある船長室の扉を蹴飛ばして中へと入る
パァン！！と銃声が響いた
その瞬間とほぼ同時に弾丸が私の顔の横を通り過ぎる
ﾄﾞｶｯ！
ﾊﾞｺｯ！
ﾊﾞｷｯ！
さて、問題のアレを、、、
