山を登り少し平べったい所へ来た。
平べったい所は野原で沢山の花が咲いていた。
主にカモミールやディアスシアが咲いていた。
少し先まで行くと崖だった。崖からは海が見えた。空には大量の星達が輝いていた。
私はクスッと笑った。
私は崖の端っこら辺に座った。
花を潰さないよう慎重に座った。
私の後ろにいる沢山の花はまるで光っているように輝いていた。
私は重く暑い上着を脱ぎティアラを取りネックレスを取り指輪を外した。
サァっと風が吹いた。静かな波の音。
冬の空に浮かぶオリオン座。そのほかの小さな星。
星を眺めてると星が滲みぼやけてきた。
後ろからアイラのような声が聞こえた。
髪もアイラのような黒髪。
探しに来てくれたのかと思いチラッと見た。
とても似ているが目の色が違った。
それにアイラはあんなにフワッと笑わない。
彼はライヤと言った。貴族でもないただの町人だと言う。
ライヤは私がさっき脱いだ上着やティアラ・ネックレスや指輪に手を伸ばした。
疑った私を殴りたい。彼は私の上着が土で汚れないようにと彼の羽織っていた上着を下に敷いてくれた。
ライヤは照れくさそうに目尻をかいた。
黙り込んでいると朝日が昇り、私達は朝日に見惚れていた。
ライヤは少し黙り込んでから口を開いた。
ライヤは私の手を握りながら真剣な眼差しで
私を見た。私は困惑してしまった。
ライヤは照れながら立ち上がった
カクカクと歩きながら山を降りていった。
私は立とうとした。
ゆっくりと立ち上がり伸びをして街へ戻った。
これからどうしようかと悩んでいると後ろから
名前を叫ばれた。聞き覚えのある声。
周りからの視線が集まる。
とにかく、頭を下げているアイラを担ぎ何処か
2人で話せる場所を探した。
近くにあったカフェに入った。
私は焦っているアイラを落ち着かせるために背中をさすった。
アイラはテーブルに頭がつくまで謝ってくれた。
このまま謝ったり謝られたりが続くので朝ご飯として何か食べてカフェを出た。
家へ帰ろうと歩き始めるとアイラは大きなアクビをした。
そういえば昨日と服が変わらないアイラ。
アイラは寝ずに探してくれたのに私は綺麗な花畑で不思議な少年と喋っていただけ。
私はアイラの背中に抱きついた。
2人で手を繋いで帰りました。
怒鳴るとスカールは男の写真を大量に持ってきて机に置いた。
すると横に並んでいる4人がコクっと頷いた。
そのには1人美女が立ちスマイスの元婚約者まで居た。
父は膝から崩れ落ちスカールと母スマリンは
大きく笑う。