アベッサさんは爪を触りながら低い声で言う。
まだ、奥様じゃないんだよなぁと思いながらも部屋に行った。
30分後
確認しようとしたがスマイスの裸を見るのに罪悪感。メイドに頼もうとしたが皆料理長と話し合っていたり掃除していたり、
風呂の扉をノックした
しかし扉の奥から返答なし。
意を決して風呂の中へ
浴槽の中で顔を真っ赤にしながら寝ているスマイスを発見。
持ち上げて服を着せたかったが持ち上げると裸を見てしまう。
スマイスをザバッとお湯から引き上げ脱衣場まで運んだ。
流石に刺激が強く申し訳ないがタオルを掛けるだけにした。
脱衣場で裸でタオルを掛けられていた。
すると風呂の扉が開いた。
アイラは腰から膝までタオルを巻き、髪から水が滴っていた。目を手で隠しながら顔を真っ赤にしていた。
アイラは私に抱きついてきた。
アベッサはダルそうにモップを持っている。
アイラはアベッサを睨みながら私の肩に手を置いた。
そういえば遠くの森でで年に一度、狩猟大会があると知っていた。
そこでは鳥やウサギ、クマ、イノシシなどを多く捕まえると大量の賞金が手に入ると聞いたことがある。
私は実際生き物が好きなので動物を狩るのを見るのは少し抵抗があった。
しかし1人で屋敷にいるのは少し抵抗があった為私も着いて行くことにした。
アイラは私にキスをしてベッドに寝っ転がった。
手を繋いで2人寄せあって寝てしまった。
くっついていてとても暖かかった。
夕方6時から少したった時かな。
窓をコンコンと叩かれた。しかしここは3階。
恐る恐る窓を見ると1羽のカラスが居た。
ほっとした所でカラスが口をパクパクしていた。
窓を開けるとカラスは喋りだした。
よく見るとカラスの目が青色と赤色のオッドアイだった。これはスペーストーン家のカラスの証だ。
と思いながらもアッサリ手紙を確認してしまった。その手紙の内容は、、、スカールからだった。
しかしお父様のもあった。
今日は1月の10日だ、という事は?1月の24日?
しかし思った。お父様も怪しいと。
いつもならスカールの味方をするはずだ。
逆に逃げに外へ出たら見つかるのではないかと考えてしまう。
私は寝ているアイラを揺さぶった。
アイラは目を擦りながらガラガラの声で返事をした。
アイラは興味深そうに手紙を取った。
目を通してからアイラは言葉を放った。
私達がアタフタして床に座っている時マリフが部屋に入ってきた。
マリフは床に座っている私たちを不思議そうな目で見てきた。
手紙のことを言うか言わないかで迷っていた末、
マリフならパニックになって変な事しでかす気しかしなかったので言うのは辞めた。
何も無く1週間がすぎた。
1週間のうち私は悪夢を見た。
血まみれの鳥やクマ達が私に近寄り逃げろ逃げろとしか言わない夢。周りは暗闇で体も動かない。
息もしにくい所でずっと逃げろ逃げろと。
鳥やクマなどの動物たちは仰向けの私の周りをずっとグルグル回っていた。
目を覚ますと私は毎回汗だくだった。
そうだ。今日は狩猟大会だ。
私は起きて支度をする。
アイラはすぐに着替え終わった。
私はアイラを強く抱き締めた。
そういえば狩猟大会、、、この服じゃダメかな、
と思い。私はまた着替え直した。
朝ごはんを食べ始まるのが午後2時という事だったので1時に家を出るようにした。
アイラが私を見るなり駆けつけてくれた。
アイラの左手で大きい銃を持っていた。
アイラは手を振りながら走っていった。
会場は沢山の人がいて賑わっていた。
何処からか発砲音が聞こえた。
始まったのかと思い私は森を見に歩き始めた。
少ししてからとても強い風が吹いた。
その後動物達のとても大きい声が聞こえた。