第17話

第17話
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2023/12/26 13:05
マリフ
マリフ
お嬢様ぁぁぁぁぁぁ!
心配したんですよ?どこに居たんです?!
スマイス
スマイス
ご、ごめんごめん
アベッサ
アベッサ
はぁまじアイラさぁ。
ラスタ様の城まで探しに行くわ街も探しに行くわで大変だったんだけど。
アベッサさんは爪を触りながら低い声で言う。
アイラ
アイラ
ゴメンナサイ。
スマイス
スマイス
ま、まぁ眠いし今日は寝かせて、
アベッサ
アベッサ
しょうがないですね。
奥様もしっかりして下さいよぉ?!
スマイス
スマイス
ハイ、
まだ、奥様じゃないんだよなぁと思いながらも部屋に行った。
スマイス
スマイス
先風呂入ってくるね。
アイラ
アイラ
うん
アイラ
アイラ
(そういえばスマイスから嗅いだことない匂いするんだよなぁ、まいっか)
30分後
アイラ
アイラ
(スマイス全然帰って来なくね?)
確認しようとしたがスマイスの裸を見るのに罪悪感。メイドに頼もうとしたが皆料理長と話し合っていたり掃除していたり、
アイラ
アイラ
俺が行くしか、、、
風呂の扉をノックした
アイラ
アイラ
スマイスー?大丈夫か?
しかし扉の奥から返答なし。
意を決して風呂の中へ
アイラ
アイラ
スマイ、、、スマイス?!
浴槽の中で顔を真っ赤にしながら寝ているスマイスを発見。
持ち上げて服を着せたかったが持ち上げると裸を見てしまう。
アイラ
アイラ
そんな事どうでもいい!
スマイスをザバッとお湯から引き上げ脱衣場まで運んだ。
流石に刺激が強く申し訳ないがタオルを掛けるだけにした。
アイラ
アイラ
(俺も風呂入ろうかな。)
スマイス
スマイス
ううん、
スマイス
スマイス
タオル?
脱衣場で裸でタオルを掛けられていた。
すると風呂の扉が開いた。
アイラ
アイラ
起きた?って服着なよ!
スマイス
スマイス
あっごごめん!
アイラは腰から膝までタオルを巻き、髪から水が滴っていた。目を手で隠しながら顔を真っ赤にしていた。
スマイス
スマイス
着替えたよ〜
アイラは私に抱きついてきた。
アイラ
アイラ
本当に心配だった。すっごい心配だった。
沢山心配だっt
スマイス
スマイス
もういい、もう大丈夫よ?
スマイス
スマイス
寝に行こう?
アイラ
アイラ
一応言っとく、入ってくんなよ?!
アベッサ
アベッサ
あーはいはい、分かってるよー
アベッサはダルそうにモップを持っている。
アイラはアベッサを睨みながら私の肩に手を置いた。
アイラ
アイラ
さ、行こう
スマイス
スマイス
うん!
スマイス
スマイス
ふぃー久しぶりのベッドだぁ〜
アイラ
アイラ
そういえば来週狩猟大会があるんだが。俺は交流のために行くがスマイスどうする?
そういえば遠くの森でで年に一度、狩猟大会があると知っていた。
そこでは鳥やウサギ、クマ、イノシシなどを多く捕まえると大量の賞金が手に入ると聞いたことがある。
私は実際生き物が好きなので動物を狩るのを見るのは少し抵抗があった。
しかし1人で屋敷にいるのは少し抵抗があった為私も着いて行くことにした。
スマイス
スマイス
行こうかな
アイラ
アイラ
わかった予約しとくね!
アイラは私にキスをしてベッドに寝っ転がった。
手を繋いで2人寄せあって寝てしまった。
くっついていてとても暖かかった。
夕方6時から少したった時かな。
窓をコンコンと叩かれた。しかしここは3階。
恐る恐る窓を見ると1羽のカラスが居た。
ほっとした所でカラスが口をパクパクしていた。
窓を開けるとカラスは喋りだした。
よく見るとカラスの目が青色と赤色のオッドアイだった。これはスペーストーン家のカラスの証だ。
スマイス
スマイス
スペーストーン家の、
カラス
カラス
手紙を呼んでください。
スマイス
スマイス
(随分と丁寧に喋るカラスだな)
と思いながらもアッサリ手紙を確認してしまった。その手紙の内容は、、、スカールからだった。
しかしお父様のもあった。
スマイス
スマイス
(なによ、)
スカール
スカール
久しぶり〜スカールだよ〜
アイラ様とは元気にしてる?私がアイラ様の妻になるかと思ったのに、、なんでアンタみたいな子選んだのかしらね!
スカール
スカール
所であんた2週間後の今日開けときなさいよ。
スカール
スカール
絶対アイラ様の妻になったこと後悔するわよぉ
サスター
サスター
スカールには秘密で入れた手紙だ、
アイツは色んな人を仲間につけて洗脳してお前らを襲う気だ、、
サスター
サスター
にげろ、にげろ
スマイス
スマイス
は、はぁ?
スマイス
スマイス
2週間後の今日、?
今日は1月の10日だ、という事は?1月の24日?
しかし思った。お父様も怪しいと。
いつもならスカールの味方をするはずだ。
逆に逃げに外へ出たら見つかるのではないかと考えてしまう。
スマイス
スマイス
おきておきて
私は寝ているアイラを揺さぶった。
アイラは目を擦りながらガラガラの声で返事をした。
スマイス
スマイス
スカールとお父様から手紙が、
アイラ
アイラ
えぇ?
アイラは興味深そうに手紙を取った。
目を通してからアイラは言葉を放った。
アイラ
アイラ
これ嘘?まじ?どっち
スマイス
スマイス
わかんないの、、お父様も怪しいのにスカールも怖い、
マリフ
マリフ
スマイス様。夕食のご準備が出来ました。
私達がアタフタして床に座っている時マリフが部屋に入ってきた。
マリフは床に座っている私たちを不思議そうな目で見てきた。
マリフ
マリフ
、、、一体何をなさっていたのですか、?
スマイス
スマイス
えーと、
手紙のことを言うか言わないかで迷っていた末、
マリフならパニックになって変な事しでかす気しかしなかったので言うのは辞めた。
何も無く1週間がすぎた。
1週間のうち私は悪夢を見た。
血まみれの鳥やクマ達が私に近寄り逃げろ逃げろとしか言わない夢。周りは暗闇で体も動かない。
息もしにくい所でずっと逃げろ逃げろと。
鳥やクマなどの動物たちは仰向けの私の周りをずっとグルグル回っていた。
アイラ
アイラ
ス、、、スマイス!
スマイス
スマイス
はっっ
目を覚ますと私は毎回汗だくだった。
アイラ
アイラ
今日、行ける、?
そうだ。今日は狩猟大会だ。
スマイス
スマイス
全然行けるよ!
アイラ
アイラ
無理しないでね。
私は起きて支度をする。
アイラはすぐに着替え終わった。
アイラ
アイラ
おれ先行かなきゃだから行くね。
気をつけてね。
スマイス
スマイス
アイラこそ気をつけてね!
私はアイラを強く抱き締めた。
そういえば狩猟大会、、、この服じゃダメかな、
と思い。私はまた着替え直した。
スマイス
スマイス
これでいっか、
朝ごはんを食べ始まるのが午後2時という事だったので1時に家を出るようにした。
アイラ
アイラ
!スマイス!
アイラが私を見るなり駆けつけてくれた。
スマイス
スマイス
アイラも参加するの?
アイラの左手で大きい銃を持っていた。
アイラ
アイラ
そー、参加しなきゃなの。
椅子で待ってる?森を見てる?どっちにする?
スマイス
スマイス
イスにずっと居るのも暇そうだし森を見てるよ!
アイラ
アイラ
わかった
アイラは手を振りながら走っていった。
会場は沢山の人がいて賑わっていた。
何処からか発砲音が聞こえた。
始まったのかと思い私は森を見に歩き始めた。
少ししてからとても強い風が吹いた。
その後動物達のとても大きい声が聞こえた。

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