「ねね、黒尾先輩って超カッコよくない??」
「分かるー、身長高いしやばいよね」
あ、先輩の話だ
まぁうちの先輩かっこいいですからねッ
「バレー部のマネとか最高じゃない??」
あ、
「わかる!案外楽そうだしうちらでもやれんじゃね?ww」
「てか、あのちっこいマネとか黒尾先輩狙いっしょ?」
ダメだこれ
「だよねwwベタベタしててうざいw」
聞いちゃいけないやつ
「媚び売りすぎだわぁww」
「え、うちらもマネする?ww」
「確かにww」
先輩はモテるから
こう言われても仕方ないんだ
気にしたらダメ
そう自分に言い聞かせて
走って体育館に戻った
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。