あれから1時間ほど練習して解散の時間になった。
夜ご飯もまだだったらしくあの人達は食堂へ向かった。
1人っていうのも久しぶりかもな~。
合宿2日目、基本的に誰かといたから
『 うわっっ!?!? 』
なんて考えていたら誰かにぶつかってしまった。
--「 すまない。大丈夫か? 」
『 あ、はいっ、す、すみません 』
この人っ、牛島さんだ…、何回かニュースで見たことあるっ、!春高の常連、絶対王者・白鳥沢学園
手を引いてくれて立ち上がり再度頭を下げた。
牛島「 別にいい、次は気をつけろ 」
『 は、はい 』
『 …あの 』
何故か私の手をじっと見つめる。
牛島「 この手…、鍛えられているな 」
『 えッ、あ、そッ、そうですかっ!?!? 』
ーー「 若利クーン?部屋戻るヨー! 」
牛島「 …天童か 」
『 で、では私はこれで! 』
天童「 あの子…、あぁ稲荷崎のマネか 」
牛島「 そうなのか? 」
びっくりしたぁ…、あの牛島さんと角でぶつかっちゃうとか…、
確か明日のマネージメントって白鳥沢と伊達工だよね。
あのスパイクを生で見れるのか~、伊達工のブロックも!
『 楽しみ 』
部屋に着くと、何やらマネージャーさん達が騒いでいた。
『 な、何かあったんですか 』
清水『 あ、あなたちゃん。あのね、実は 』
『 えっ、マネージャーが増える!?!? 』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!