第17話

17
902
2025/02/26 16:49 更新


ミンジュside_



あなたオンニとお昼を食べてから、1週間が過ぎ


あの電話のあと、定期的に取り合っていた連絡も滞ってしまった。


何度かメッセージを送ろうともしたけれど、もしかしたら気づかないうちに何かしてしまって、嫌われてしまったんじゃないかと想像して。


メッセージを入力しては消してを繰り返していた。





"オンニ、会いたいです"



今日こそはこのメッセージを送ろうとスマホを開くと、通知が2つ。


それはあなたオンニからではなく、チェウォンオンニから送られてきたものだった。





チェウォン
チェウォン
「ミンジュ、ひさしぶり」
チェウォン
チェウォン
「今日、少し会えないかな」


チェウォンオンニともたまに連絡は取っていたけれど、この手の内容が送られてきたことはなかったので少し驚く。


急にどうしたんだろう…


ミンジュ
ミンジュ
「はい、大丈夫ですよ。」
チェウォン
チェウォン
「よかった。」
チェウォン
チェウォン
「じゃあ…授業終わり、大学でいいかな」
ミンジュ
ミンジュ
「分かりました。」



その後は授業が終わったらお互い連絡することだけを約束してやり取りは終わり、


いよいよ私は最後の講義を受けている最中。


頭の中は何を話されるんだろう、ということで一杯で、正直講義の内容はほとんど入ってこなかった。






そしてまた、通知が1つ。


チェウォン
チェウォン
「ミンジュ、どこで講義受けてる?」
チェウォン
チェウォン
「私はもう終わったから、そっち向かうよ。」
ミンジュ
ミンジュ
「ほんとですか…ありがとうございます。」
ミンジュ
ミンジュ
「2号館の3階です」
チェウォン
チェウォン
「わかった。近くで待ってるね。」












***






ミンジュ
ミンジュ
あっ、…チェウォンオンニっ
チェウォン
チェウォン
…ごめんね、急に呼び出して。
ミンジュ
ミンジュ
いえ…どうかされたんですか?
チェウォン
チェウォン
ちょっと…人が少ないところ行こっか。



そう言ってチェウォンオンニが向かった先は、人気の少ない校舎のベンチだった。




チェウォン
チェウォン
…最近、あなたとは連絡取ったりしてる?
ミンジュ
ミンジュ
、いえ…
チェウォン
チェウォン
……そっか、…
チェウォン
チェウォン
こないだあなたと帰る約束してた日
あったでしょ…?
ミンジュ
ミンジュ
っ、あ……はい



なんでチェウォンオンニがそのことを知っているんだろうと疑問に思いながらも、私はそのことを口にはせず会話を続けた。





チェウォン
チェウォン
あの日、少し悩んでたことがあって。
あなたが相談乗ってくれてたんだけど…
ミンジュとそんな約束してたって、
私知らなくてさ…
ミンジュ
ミンジュ
…!
チェウォン
チェウォン
ほんとに、ごめんね。
チェウォン
チェウォン
あなたがあの時、電話でミンジュになんて言ったか分からないけど…きっと私のせいで約束守れなかったとまでは言ってないと思って…



ミンジュ
ミンジュ
なんだ…そうだったんですね…



チェウォンオンニのその言葉を聞いて、嫌われたわけではないんだと思えて、安堵した。



ミンジュ
ミンジュ
わざわざありがとうございます。
チェウォン
チェウォン
ううん…どうしても伝えなきゃって思って
チェウォン
チェウォン
きっとあなた…連絡したくても"約束守れなかったから"って自分からメッセージ送りづらいんだと思うんだ。
チェウォン
チェウォン
だからもし良かったら…ミンジュから連絡取ってあげて。あなた喜ぶと思う。









***





チェウォンオンニの助言を胸に、私は家に帰ってからもう一度オンニとのメッセージ画面を開き、


ミンジュ
ミンジュ
「オンニ、今度会えませんか…?」


とメッセージを送った。









プリ小説オーディオドラマ