第4話

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2023/03/29 22:12 更新
ただいま。
辰哉
おかえりー。
入学式が終わり家に帰ると、既に兄貴が帰ってきていた。
辰哉
どうだ? うちの学校。
オープンキャンパスで一回来たことはあったけど、広くて覚えられそうにない。
辰哉
ははっ、だよなー。
俺各教室の最短ルート知ってっから教えるよ。
移動教室とか便利だろ?
あー、確かにそれは助かる。
今度教えて。
辰哉
おー。
辰哉
友達できたか?
人見知り発揮してないか?
人見知りじゃないけど…あんまり輪には入れなかった。
でも前の席の子と話して仲良くなって、LINE交換したよ。
辰哉
おお、よかったじゃん。
うん。
春休みを通じて兄貴とは話したりどこかに出かけたりして仲良くなれた。

義父さんとも、最初こそ緊張したものの、今では日常会話を交わして仲を深めている。
辰哉
その子、名前なんていうの?
かわいい系?美人系?
どちらかというと、美人系かな?
辰哉
おー、いいね〜。
うちの学校は女子の顔面偏差値
高いからな〜。
いや、男だから。
辰哉
あー、なんだ。
なんだ言うなw
阿部亮平って子だよ。
辰哉
……え?
…ん?
突然兄貴が固まった。

驚きというか、戸惑いというか、
そんな顔をする。
…兄貴?どうかした?
辰哉
…ん、あ、ああいやっ!!
何もっ!!
そう?
辰哉
うん、大丈夫!!
ならいいんだけど。
嘘だ、絶対何かある。

あからさまに何か隠している。

でも、兄貴の顔を見て、聞いても言ってくれなさそうだから、

俺はこれ以上は何も聞かなかった。

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