第29話

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2025/10/23 13:32 更新



これはやばいッッ


あんなのが落ちてきたら少なくとも1人は死人が出る







せめて誰もいないところへ落下地点を変えないと!!




無言で立ち上がる



緑谷出久
あ、天野さん…?
じっとしてないと傷がッ!
あなた
上見て
緑谷出久
あなた
あれ落ちてきたら流石にやばい
落下地点変えてくるッ!!
緑谷出久
え、ちょ、待って…ッ!



バサッッッ










私はすぐに真上に向かって飛び立つ






天井付近まで来た


腕の出血のせいで今にも倒れそうだけど、自分が落下しないようになんとか堪えていた












ゴオオオオンッッ______










そのとき持ち堪えていたバランスが崩れ、天井が崩壊し始めた




こんなに大きな音がしてるのに、まるで何も起こってないかのよう


デクくん以外誰もこっちを見ない…なんで…?





上から降ってくる破片を遠くに蹴り飛ばそうとしたそのとき______


あなた
え…?



衝撃が……ない。



蹴ったはずの破片が、煙のように消えた


ぞわりと背筋を撫でるような感覚


おかしい。これは______








その瞬間、視界が真っ黒になった。



焦げたにおい。

あの時・・・の地鳴りのような音。





息が詰まる

体が勝手に震える


胸の奥から、冷たい何かがこみあげてくる。

あなた
もういい……やめて…


なぜか分からないけど、自分の声がとても幼くなったような気がした




そのとき視界の中で、瓦礫の影が人の形をとる。


髪の色。輪郭。

忘れられるわけがない。


あれは______


あなた
……お母さん……?

次の瞬間、翼がふっと動かなくなった


バランスが崩れた。

重力に引きずられて、体が落ちていく



でも下に見えるのはクラスメイトではなく、灰色の瓦礫の山。


あなた
う、そ……

伸ばした指先には誰もいない


呼吸ができない




これは幻覚。


そう分かっていても、心がついてこない。













あなた
また……守れなかった…





















________その瞬間、世界ひび割れたように、視界が白く弾けた。



作者
今回短いです!!

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