こんにちは、僕の名前はソラ。

僕の家は、ある研究をしているチームのみんなでとても賑やかな、シェアハウスなんだ。

この大きな声を出す男はツバサ。
本名は佐久間　翼、みんなの頼れるリーダーだ。

ちょっと騒がしいけどね

別の部屋から返事を返す、可愛い声の女の子。
この子はココル、本名は天咲　心瑠。

天真爛漫でツインテールがチャームポイント。
世界一可愛いJKだ。

<ﾄﾞﾝｯ！ｶﾞｯｼｬｰｰｰｰﾝ!ﾊﾟﾘｰﾝｯ!

ﾃｸﾃｸﾃｸ、ﾋﾟﾀｯ…そろー…り

部屋から出てきて、申し訳無さそうに眉を下げている彼女はリン。楓　凛。

黒髪のロングヘアーはクールな美人を連想させる
でも実はおっちょこちょいで面倒くさがりなところがある、ちょっと手のかかる子だ。

ﾃｸﾃｸﾃｸ

眠そうに部屋から出てきた男の子は、トオル。
楓　澄、リンの弟でココルとは同い年。

最年少なのに一番面倒見がいい、しっかりものだ。

ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ!

いつもは一番最後にトオルに起こされて部屋から出てくるココルも、今日はとっても元気だ。

今日は休日だから
みんなで久々に出かけるんだって。

みんなで席についてご飯を食べる。

和気あいあいとご飯を食べ終わると、
トオルが僕に話しかける。

それは楽しみだな、待ってるよ。

準備を終えたみんなはぞろぞろと玄関に行く。

僕もお見送りするために、着いていく。

もう、トオルは僕を何歳だと思ってるの？

今更駄々をこねるほど子供じゃないよ

いつまでも僕を撫でてなかなか靴を履かない
トオルにツバサが声をかける。

やっとトオルが離れると
みんなに少しずつ頭を撫でられた。

顔をあげると
扉を開けてみんなが笑顔で僕を見てる。

いつも通りのみんなに、いつも通りの言葉。

僕はそれに、いつも玄関からこう答える。

そんな人いるか？

前の話との温度差に日焼けしてきた