第6話

溢れ出した感情
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2024/09/19 22:09 更新
ユメが過呼吸を起こしてしばらくしたあと…
雫石 ユメ
雫石 ユメ
…ごめんエンマ様、ぬらりさん…
迷惑かけちゃって…
エンマ大王
エンマ大王
なに言ってるんだよ
ぬらりひょん
ぬらりひょん
謝る必要などございません
雫石 ユメ
雫石 ユメ
………ありがとう
エンマ大王
エンマ大王
…ぬらり
エンマ大王
エンマ大王
少しユメと話がしたい
お前は先に休んでくれ
ぬらりひょん
ぬらりひょん
…御意
ぬらりひょんは、なにかを察したような表情を一瞬見せたあと、部屋を後にした…。
エンマ大王
エンマ大王
…ユメ
エンマ大王
エンマ大王
嫌なことを聞くが、悪夢に魘され起きて…過呼吸を起こす、なんてこと…今までもあったのか?
エンマ大王は、
ベッドにユメの隣になるように腰かけて問う。
雫石 ユメ
雫石 ユメ
…物心ついたときに、はじめて今と同じ悪夢を見て…そのときに過呼吸は起こしたかな
雫石 ユメ
雫石 ユメ
そこから何年も経った今まで…寝る度に同じ悪夢を見る…だから、寝るのが怖いって思うこともしばしばだった…
雫石 ユメ
雫石 ユメ
まぁでも、不快な気持ちにはなったけど…もはや慣れちゃっていたから…慣れてきた時からは、もうなんとも思わなくなってた…過呼吸とかも起こさなかった
雫石 ユメ
雫石 ユメ
…あんなに苦しかったのは何年ぶりだったかな
雫石 ユメ
雫石 ユメ
…なんで急に恐怖が倍増して、過呼吸が起きたりしたんだか…それに、なにより…























































         
 




















































雫石 ユメ
雫石 ユメ
なんで私、苦しいということに…
恐怖を感じたんだろう…
雫石 ユメ
雫石 ユメ
だっておかしいじゃん…私、ついさっきまで…死にたいって…そう思っていたのに…
雫石 ユメ
雫石 ユメ
感情だって…とっくの昔に…
捨てた筈なのに
雫石 ユメ
雫石 ユメ
もう…自分が、わけわかんない…
ギュッ
雫石 ユメ
雫石 ユメ
…エンマ、様?
すると、エンマ大王はユメをまた優しく抱きしめた。
エンマ大王
エンマ大王
…ユメ


























































































































































































エンマ大王
エンマ大王
改めて言う…今まで辛かったよな
雫石 ユメ
雫石 ユメ
!!
エンマ大王
エンマ大王
…お前はこれからは、
妖魔界の姫としてここで過ごすんだ
エンマ大王
エンマ大王
だから、遠慮なんてしなくていい…
エンマ大王
エンマ大王
今まで苦しんで、辛い思いをした分…
溜め込まなくたっていい…
すべて吐き出したって構わないから
エンマ大王
エンマ大王
…そんなに何年も嫌な気持ちをしたんだ

































































































































エンマ大王
エンマ大王
その分、幸せを望んでもいいから、な?
雫石 ユメ
雫石 ユメ
………う、ううっ……
エンマの優しい声、言葉により…
ユメは、今まで溜め込んできた感情を抑えきれなくなった…
ユメは、エンマの腕のなかで…一晩泣いた。

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