その声のあとにドアから現れたのは……
………私!?
どうなってるの!?
私は猫になってるはず!
なのに…なぜ私が別にいるの!?
びっくりして、ぽかんと見上げていたら
出てきた"私"が気づいてこちらをみて
にやりと笑った。
…………じゃっ!って…
いや、じゃっ!じゃなーい!
って言ってもニャーしか伝わらないのか…
あいつの中身が私を猫にしたってこと…?
運命を変えるとかなんとか…?
私は…このまま…どうなるの……?
――あれから時間が過ぎ、夜に――
男性はお腹空いていた私に吐き捨てるように言って、
私を抱きかえてくれた。
って言ってもニャーしか聞こえないよねー…(-_-;)
そのまま男性の家に連れて行かれ、
キャットフードが目の前に出された。
キャットフードなんて…食べたことないけど…
仕方ない…食べるしかない…
え……!おいしい!
なんで!!!
猫だから!?
ええ、ええ!
めっちゃ美味しいですとも!
産まれて初めて食べたキャットフード。
夢中でキャットフード味わうことになるなんて思わなかったけど、美味しいからいっか!
無理矢理に整理つけた私なのであった。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。