第11話

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2022/01/12 20:04


二口side



追分監督「____というわけだ」



追分監督「もう、こんな時間か、今日挙がった課題を中心に明日は練習しろ」



全員「はいっ!」



茂庭「ありがとうございました!」



全員「ありがとうございました!!」



黄金川「今日もきつかったすよー!」



二口「黄金川、こんなんでへばってんのか」



二口「烏野の10番はそんなこと言わないだろうな~」



黄金川「じゃ、じゃあきつくないっす!!!」



茂庭「まぁ黄金川は一年だからな~」



黄金川「きつくないっす!」



鎌先「明日、午後練だから多少は疲れとれるだろ」



黄金川「だから!!疲れてないっす!!」



作並「そういえば、あなたの下の名前さん今日いなかったすよね」



茂庭「今日は、家にお兄さんが帰ってくるとかで休みだったね」






作並のやつ、あんなバカのこと思い出させやがって



今日は、あのバカがいなかったから伸び伸び部活ができたぜ





作並「明日部活午後練って知ってるんですか?」



鎌先「そんなもん、青根か二口がL〇NEしたらいいだろ」



青根「………」



鎌先「まあ、青根が女の子に連絡先聞くなんて無理だろ!!」



二口「………」



鎌先「嘘だろ!?チャラくて有名な二口先輩が連絡先をしらないなんて!」



二口「バカの連絡先なんて、持ってても容量の無駄っす」



二口「俺はモテるんで、選んで連絡先聞くんすよ」



二口「モテない鎌先さんと違って」



鎌先「おい!!なんでこんな奴がモテるんだよ!」



茂庭「それにしても、青根も二口も持ってないとは、、」



茂庭「連絡どうしよっかー、、」



二口「さすがに土曜なんで、朝六時に来たりはしないでしょ」



二口「早くて十時くらいじゃないっすか?」



二口「そのころには、黄金川が自主練来てるから大丈夫っすよ」



黄金川「うっす!自主練してるっす!」



茂庭「それも、それもそうだな」





黄金川にブロック教えてやるって言ったし



明日、俺も早く来るか





________________アラーム音






あなたの下の名前「ふぁーーーーーー」




朝は苦手だが、バレー部の朝練で、最近は起きれるようになってきた





あなたの下の名前「お母さん、おはよ」



お母さん「あら、今日も早いのね。部活?」



あなたの下の名前「うんーーーー、」



お母さん「土曜日なのに熱心だこと」




んんっ!?




視線を壁にあるカレンダーに向ける



あ、今日土曜日か、、



土曜日もこんな朝から練習なんて、みんなすごいな~



もうすぐ約束の二週間がたつ



私は、少しはみんなの役に立てているだろうか






お母さん「なに、ぼーっとしてるの!遅刻しちゃうわよ!」






やばっ!急がなきゃ






土曜日の学校はやっぱりいつも以上に静かだ



いつもだったら、朝練の生徒や勉強をしにくる生徒がちらほらいるが今日は私だけだ





あなたの下の名前「おはようございます~」





いつもの警備員のおじちゃんに挨拶する



私はだいたい六時にはつくけど、このおじちゃんは一体何時に来てるのだろうか





警備員「あら、今日も早いんだね~。今日はお勉強?」



あなたの下の名前「部活です!」



警備員「あれ、今日は午後練とか言ってた気がするけどなぁ」 



あなたの下の名前「え!?ほんとですか!?」





昨日、部活休んだから全然知らなかった





警備員「いや、わしも歳やから聞き間違えたかもの~」




いや、おじちゃんが正解だろう



午後練っていっても、そもそも土曜日にこんな早く練習はしないだろう



はぁーーーー、あと六時間なにしよう、、









ふぅっ!とりあえず、準備するか!






終わってしまった、、、、








七時








ゆっくり準備したつもりだったのに



まだ、一時間しかたってないじゃん!!



もうやることないよ~



仕方ない、、ボールでも磨くか、、







____________あなたへの愛をさがしてる~♪







この曲、デビュー曲だし一番好きな歌なんだよな~



懐かしの歌を口ずさみながらボールを磨いていく



卒コン以来みんなと会ってない



元気にしてるかな、、





ふわぁーーーーーーーーーー





早起きしたから睡魔が、、、



さすが、体育倉庫



いいマットあるじゃん






少しだけ、少しだ___________










二口side



もう黄金川は来てるだろう



烏野の10番は早くに来て朝練してるといったら



次の日から早く来て練習するようになった



いいライバルなんだろうな



これでうちもどんどん強くなる






____________________ガチャッ







誰の荷物もない



黄金川、まだきてないのか



あいつ寝坊だな



まぁいい、体育館いくか





二口「おはよざいまーす」



警備員「おぉ!バレー部君か、そういえばバレー部の女の子がはよぉ来てたよ」



警備員「たしか、六時くらいやったかの〜」



バレー部の女って、、、



あんのバカ!六時って朝練と同じじゃねーか







__________________ガラガラガラッ







しっかりネット立ててやがる、床もきれいだ



あいつが来て二週間だが、比べ物にならないくらい仕事が上手くなってんな



体育倉庫開けっぱじゃねーか、やっぱ詰めが甘いな






_________________ギィッ





なんか重い、、、なんだ?





_____________スースーッ





おいおい、こんなとこで寝るか??



バカはボールを抱いたまま、扉によっかかって寝息を立てていた



六時に来たら、そりゃ眠いか



仕方ねぇ場所移してやるか、、、




二口「よいしょ」




こいつ軽っつ!!飯食ってんのか??



よーく顔見ると綺麗な顔してんな



そういえば、こいつ眼鏡と前髪でいっつも顔見えねーな



眼鏡とってみるか






_____________スッ







あなたの下の名前「あたしは、認めて、、もらえますかっ、」



あなたの下の名前「ふた、、く、ちくん、、」






夢までバレー部かよ、、どんだけマネしたいんだよ



でも、こんだけされたら認めるしかないよな、、






マネージ___________






___________ガラッ








黄金川「二口さん!!なんでそんな今日早いんっす_____」



黄金川「ふ、二口さんがあなたの下の名前さんをお姫様抱っこしてる!?」



鎌先「二口お前、興味ないってたろ!!!」



二口「黄金川、鎌先さんうるさいっす。こいつ寝てるんすよ、、」



茂庭「何時に来てたの?」



二口「警備員が六時って」



茂庭「六時か(笑)もう、認めるしかないよね」




こいつのマネに対するひたむきさを見て、みんな同じ気持ちだった




茂庭「みんな異論は?」



全員「ないっす!!!」



茂庭「二口も?」



二口「ないっすよ、」



茂庭「決まりだね」



追分監督「そうだと思って、頼んでおいた」



茂庭「監督!!!」



全員「おはようございます!!」



作並「それって、、、伊達校のジャージっすよね」



追分「部員には着てもらわんといかんからな」



茂庭「そうですね」



あなたの下の名前「ふぇ!!!?なんで、二口君、、お姫様抱っこしてるの、、」



二口「おいデブ、そろそろ重い」



あなたの下の名前「ってかみんな!?監督まで、、こんな所で何してるんですか?」



あなたの下の名前「わ、私準備しててそれから、、」



二口「間抜け面で寝てたんだよ、いいから降りろっ」






_______________トスッ






茂庭「あなたの下の名前ちゃん、遅くなったんだけど」



茂庭「正式にマネージャーやってくれないかな」



あなたの下の名前「えっ!?急に!!?な、なんで、、」



茂庭「急じゃないよ、みんな思ってたあなたの下の名前ちゃんの働きをみて」




茂庭「もう伊達校バレー部全員があなたの下の名前ちゃんを認めてるよ」





あいつがチラッと俺の方をみる



認めないわけないだろ




茂庭「二口もね」



茂庭「だから、お願いできないかな」



あなたの下の名前「断る理由がありません!よろしくお願いします!」



茂庭「はい、これ伊達校のジャージ」



あなたの下の名前「ありがとうございますっ、、」



二口「何泣いてんだよ、お前の粘り勝ちだろ」



あなたの下の名前「だって、、本当に認めてもらえたから、、、」





俺に文句を言われても泣かなかったあいつは



ぼろぼろ泣いていた





茂庭「改めてよろしくお願いします!」



全員「よろしくお願いします!!!!!」




あなたの下の名前「私こそ、よろしくお願いします!!」








さーんぱ
さーんぱ
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