私の名前は木星 瑠々!
普通の中学生、学年は……えっと2年だったかな?3年だったかな?……1年だったっけ……?
いつも学校に行く時は美香ちゃんと行ってたし……美香ちゃんは確か……付き人?だっけそんな役割任されてたなぁ、年齢もここ来た時に忘れたし、思い出すのも今は必要ないから、考えなくていいや。
そんなことより今はどうやってあの子を手にかけよう。
て言っても、なんで手にかけないといけないんだろう。
私のお母さんがあの子の母親を手にかけたのって10年も前じゃなかったっけ?
私にその責任があるってことでは無さそうだけど……、でも結局遺伝子消そうとしてる時点で同じこと言ってるようにしか聞こえないかな。
待って、じゃあさ、いいこと思いついた!
みんなを私が手にかけよう!
そうだ、この世界は不思議なんだ、きっとアリスよりも狭いけどそういう空間だもの!
……きっと、鈴ちゃんは私たち全員手にかけたあと、自分もこの世から消えるつもりだ。
そう、リセットされる前にそうすれば、きっと私達はこの意味不明な空間から追放される。
原理も何も知らないけど、少なくとも美香ちゃんが死んでたのは見た。
でも、最後の1人だけ死なない?でも、試さないよりマシだよね、またやり直せるはず。
大丈夫、きっと次は話し合えるよ。
結構時間経ったし、もう一人くらいもう居ないんじゃないかな。
茅くんか勇人くん。
でも鈴ちゃん細いし勇人くんは難しいんじゃないかな。
なら茅くん
元々自分の性格も顔も大っ嫌いで美香ちゃんが好きにならないと価値に気づけなかった彼なら、潔がいいかもね。
なら、私は勇人くんを探さなきゃ
辺りを見渡しても、暗い暗い世界しか見えない。
そうだ、最初からこんな暗い世界だったんだ。
でも前までもっと明るくて……なんというか彩度が高かったような気もする。
あれ、いつから。
いつから明るくなったっけ……。
いや、そんなことよりも。
ピタ、頬が冷たい物に当たった気がする。
でも今は暖かい。
あれ、さっきよりなんか、彩度が……。
終わった、幻滅確定じゃん。
こんなこと言うような女に騙されて、かわいそうだったな。
そっか、そうだったね。
そもそも私だったんだ、閉じ込めた原因。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!