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第12話

12話
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2026/08/02 16:18 更新
私の名前は木星 瑠々!


普通の中学生、学年は……えっと2年だったかな?3年だったかな?……1年だったっけ……?


いつも学校に行く時は美香ちゃんと行ってたし……美香ちゃんは確か……付き人?だっけそんな役割任されてたなぁ、年齢もここ来た時に忘れたし、思い出すのも今は必要ないから、考えなくていいや。




そんなことより今はどうやってあの子を手にかけよう。


て言っても、なんで手にかけないといけないんだろう。


私のお母さんがあの子の母親を手にかけたのって10年も前じゃなかったっけ?


私にその責任があるってことでは無さそうだけど……、でも結局遺伝子消そうとしてる時点で同じこと言ってるようにしか聞こえないかな。


待って、じゃあさ、いいこと思いついた!





みんなを私が手にかけよう!


そうだ、この世界は不思議なんだ、きっとアリスよりも狭いけどそういう空間だもの!


……きっと、鈴ちゃんは私たち全員手にかけたあと、自分もこの世から消えるつもりだ。


そう、リセットされる前にそうすれば、きっと私達はこの意味不明な空間から追放される。


原理も何も知らないけど、少なくとも美香ちゃんが死んでたのは見た。


でも、最後の1人だけ死なない?でも、試さないよりマシだよね、またやり直せるはず。










大丈夫、きっと次は話し合えるよ。



木犀 瑠々
……今誰が残ってるんだろ


結構時間経ったし、もう一人くらいもう居ないんじゃないかな。


茅くんか勇人くん。


でも鈴ちゃん細いし勇人くんは難しいんじゃないかな。


なら茅くん


元々自分の性格も顔も大っ嫌いで美香ちゃんが好きにならないと価値に気づけなかった彼なら、潔がいいかもね。



なら、私は勇人くんを探さなきゃ



木犀 瑠々
……どこいるのかな……


辺りを見渡しても、暗い暗い世界しか見えない。




そうだ、最初からこんな暗い世界だったんだ。



でも前までもっと明るくて……なんというか彩度が高かったような気もする。



あれ、いつから。



いつから明るくなったっけ……。



いや、そんなことよりも。



木犀 瑠々
勇人くん探さないと……
ピタ、頬が冷たい物に当たった気がする。



でも今は暖かい。


あれ、さっきよりなんか、彩度が……。


神崎 勇人
俺ならここにいるよ、瑠々


神崎 勇人
また目見開いてる
神崎 勇人
懐かしいな
神崎 勇人
明るいのか?
木犀 瑠々
……ほっぺの手、どけて
神崎 勇人
触られるの嫌だったか!?
木犀 瑠々
……
神崎 勇人
……なぁ瑠々大丈夫か?
神崎 勇人
さっき刺されてたし……あれ、でももう治ってるのか?
神崎 勇人
きっと鈴もなにか勘違いしてるんだよな
神崎 勇人
大丈夫だぜ!
神崎 勇人
俺が今から話し合いを……
木犀 瑠々
死んじゃった美香ちゃん
神崎 勇人
……
木犀 瑠々
多分、茅くんも
木犀 瑠々
鈴ちゃんがやったんだよ?



終わった、幻滅確定じゃん。



こんなこと言うような女に騙されて、かわいそうだったな。


神崎 勇人
っ、瑠
木犀 瑠々
ねぇ勇人くん!
木犀 瑠々
月が綺麗だったんだ
木犀 瑠々
あの時、世界から離れようとした時まで
神崎 勇人
今は?
木犀 瑠々
月なんてもうないじゃん
木犀 瑠々
だから取り戻そうよ
木犀 瑠々
鈴ちゃんから、ね?
神崎 勇人
……
神崎 勇人
月なんて必要か?
神崎 勇人
そもそも、月なんて必要ない!


神崎 勇人
だって施設から月も星も見えたこと無かったじゃんね
木犀 瑠々
……あ、


そっか、そうだったね。


そもそも私だったんだ、閉じ込めた原因。




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